てんとう虫(スバル360/R1)
日本におけるモータリゼーションをけん引した名車として知られるスバル360は、1958年から1970年まで販売が続けられたベストセラーカーでもある。
軽自動車でありながら大人4人が乗れ、高い動力性能と耐久性を誇ったスバル360は、同様にドイツの国民車となったフォルクスワーゲン・タイプ1の愛称である「かぶと虫(ビートル)」になぞらえて、より小さい「てんとう虫」となったのである。
なお、このてんとう虫の愛称は2005年に登場したマイクロクーペのR1登場時にも使われており、「NEWてんとう虫」としてCMではスバル360とともに共演を果たしている。
サメブル(日産ブルーバード)
旧車の中でも高い人気を誇るブルーバード。そのブルーバードの4代目モデルとなる610型は、時代の流れに乗って上級移行がなされボディが大型化。そのため車名も「ブルーバードU」となり、しばらくは先代の510型と併売がなされていた。
73年になると2リッター直列6気筒エンジンを搭載した2000GTシリーズが追加される。これは6気筒エンジンを搭載するためにフロントノーズが伸ばされ、ホイールベースも拡大されたモデル。この2000GTシリーズのフェンダーに設けられたウインカー後方のスリット風の処理がサメのエラに見えることから「サメブル」と呼ばれるようになったのだ。
そのため、2000GTシリーズではない610型ブルーバードをサメブルを呼ぶのは間違いとなるので、注意したいところだ。