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なぜ特別視されるのか? 現在の価値「3億円」のランボルギーニ「ミウラ」の人気の秘密

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TEXT: 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)  PHOTO: 高桑秀典/LAMBORGHINI

モデルチェンジごとに進化したミウラ

 最高出力350psを誇ったミウラP400のパワーアップ版として、1968年にP400Sが登場。車名の最後に付いた「S」はイタリア語のスピント=超越したの頭文字で、V型12気筒エンジンの圧縮比を高めるなどして、最高出力が20psアップしていた。ランボルギーニ・ミウラ

 ミウラの最終進化型として1971年にリリースされたP400SVに搭載されたパワーユニットは、最高出力385psを発生。「V」はイタリア語のヴェローチェ=速いの頭文字だ。P400/P400Sとの認識点は、ポップアップ式ヘッドライトの“まつ毛”が無くなったこと、テールランプのデザインが変更されたこと、リヤフェンダーが拡げられたことなどで、ひと目で識別できる。生産台数は、P400が275台、P400Sが338台、P400SVが150台といわれている。ランボルギーニ・ミウラ

リビングレジェンドも認める「ミウラこそベスト・オブ・スーパーカー」

 実際にミウラを所有するオーナーのIさんは、開発に関わってきた陣容やメカニズムを含む、美しいスタイリングに魅了されたひとりだ。「子どものころに抱いていたスーパーカーに対するイメージを追いかけようと思い、フェラーリF355を売約し、ミウラというファイティングブルを買いました」と話す。

 また、1974年にシーサイドモーター(かつて横浜市に存在したランボルギーニやマセラティの日本総代理店)に入社。日本におけるランボルギーニの歴史を語る際に忘れることができない鞍 和彦さん(現在はヴィンテージスポーツカーの総合ディーラーとして知られるキャステルオートの代表)は「ミウラこそベスト・オブ・スーパーカー」だと断言してくれた。ランボルギーニ・ミウラ

 スーパーカーの始祖であるランボルギーニ・ミウラは、これからも世界的な資産価値を高めながら、人々から愛されていく。

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  • 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)
  • 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)
  • 本業はフリーランスのライター兼エディター。1998年に買ったアルファ ロメオGT1600ジュニア(通称:水色号)を現在も愛用しており、すでに総走行距離が30万8000kmオーバーとなっている(2022年4月中旬現在)。クラシックカーラリーに水色号で参戦取材することがライフワーク(?)となっており、群馬をホームタウンとして開催されている「スプレンドーレ」では、柴犬を“ワン・コドライバー”、秋田犬を総監督として挑んでいる。全国各地に水色号でお邪魔しているので、これからも走行距離が順調に伸びる予定。
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