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衝撃の「納車4年待ち」状態のランクル300! 買えないけど「車中泊」まで最強だった

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TEXT: 高坂義信  PHOTO: トヨタ自動車

  • 納車待ちが4年以上といわれるほどの人気
  • 大きさによるメリットとデメリットを納得してから選びたい
  • ボディサイズは先代と同じだが広々感がアップ
  • ラゲッジルームにはゴルフバッグ5つを積めるようになった
  • ハンズフリーバッグドア機能が上級モデルに装備

もはや伝説級の人気を誇る新型「ランクル300」

 圧倒的なパワー&トルクを誇るエンジン、そこかから生み出される豪快な走りと余裕のクルージング性能。そして世界屈指のオフロード性能……。昨年夏に発売された新型トヨタ・ランドクルーザー「300」は、すでに伝説的な存在だ。それを裏付けるのが納車待ちの長さ。4年とも5年とも言われているが、トヨタ関係者にうかがってみても、それはどうやら事実らしい。コロナ禍、戦禍などによる世界の経済情勢も理由にあるだろうが、それにしても……長すぎる……。メーカーでは納車後1年以内の転売を禁じる措置もとっているから、つまり、転売屋ではなく、本当にランドクルーザーが欲しい人々がそれだけいる、ということだ。

悪路の走破性だけでなくユーティリティの高さにも注目

 その人気の理由のひとつには、昨今のSUVブームもあるだろう。アウトドア・トランスポーターとしてのユーティリティの高さ、また悪路での走りの安心感などにより、新型車はもとより中古車でもバツグンの引き合いの強さを見せている。だが、ランドクルーザー、それもフラッグシップの新型「300」ともなれば、いわばSUVの頂点を極めるクルマ。憧れるユーザーも多いわけだ。

 しかし今回、ここで考えてみたいのは、オフローダーとしてのランクル300ではなく、アウトドアSUVとしてのランクル300だ。実際、アウトドアに出かけてみるとして、どんなユーティリティを見せてくれるか?

納車待ちが4年以上といわれるほどの人気

ビッグサイズゆえの室内空間はさらに広く進化

 まずアドバンテージは、そのボディサイズ。都内の路地裏や狭い山道では扱いにくいとの声もあるが、フルサイズボディとはいえ、見切りのよさとハンドルの切れ角の大きさで、歴代ランクルは意外とそんな場所を苦にしない。それより、そのボディサイズゆえの室内スペースの広さに注目だ。

 たとえば乗車スペース。フロント着座位置や、セカンド&サードシートの構造や配置を見直すことにより、先代のランクル200シリーズよりだいぶ広く感じる(ちなみにボディサイズ自体は200も300も同サイズだ)。

ボディサイズは先代と同じだが広々感がアップ

 もちろん、同時にラゲッジルームもかなり大きくなった。セカンドシートを使った5人乗車時でも、ちゃんと5人分のゴルフバッグ(9.5インチ)を積めるようになったのだ! これは4人分でとどまっていた200シリーズから大きな進化を遂げた部分。

ラゲッジルームにはゴルフバッグ5つを積めるようになった

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