カーサイドタープもアップデート
加えて、アウトドアや車中泊で大活躍してくれる純正カーサイドタープの進化版(Ver.2)が、2022年2月に発売されているのだから完璧だ。具体的には、Ver.1よりタープの室内空間が拡大され、メッシュウインドウを追加し、ルーフに水がたまりにくい構造になるなど、使い勝手がさらに良くなっているというわけだ。
走破性を求めるなら「リフターGT」
クルマとしての基本性能でも、最低地上高は180mmとクロスオーバーSUVとしてはけっこう本格的。リフターGTグレードには、FFながらヒルディセントコントロール付き(下り坂で速度を5km/h以下に抑えてくれる)アドバンスドグリップコントロールが付くなど、悪路の走破性もなかなかなのである。
日本のアウトドアシーン、キャンプ場では国産のSUVやワゴン、ミニバンばかりなだけに、こうしたオシャレな輸入フレンチクロスオーバーSUVが目立つことは間違いなし。デザインの独創性ならベルランゴだが、SUVテイストの強さではリフターということになるだろう。
ただし、あれば絶対に便利な両側スライドドアは、両車全グレードともにノンパワー。国産ミニバンなどの、リモコン操作やハンズフリー開閉もOKなパワースライドドアに慣れている人にとっては、開閉の重さ、手間は覚悟……である。まっ、アウトドアライフの充実度には直接、関係ないですけど……。