アフターファイヤとバックファイヤは同義で語られがちだがじつは違う
どちらも日本語にすると「あとの炎」的な感じなので混同してしまいがちな、アフターファイヤとバックファイヤ。ただ、その意味は全然違うことと、そうそう起こることはないがバックファイアはクルマが燃えてしまう危ない現象なのである。
エキゾーストで「パン」と燃焼する=アフターファイヤ
走行中にシフトアップをしたとき、クルマのマフラーからときに炎が上がるのは、チューニングカーのタイムアタックやレーシングカーの走行ではよく見られる光景。こちらはアフターファイヤと呼ばれる現象で、未燃焼ガスがエキゾーストパイプに入ってしまい、そのパイプ内で燃えることから起こる。
これが発生したからといってとくに問題はないのだが、問題があるのはナンバー付きのクルマ。理由はナンバー付きの車両であれば触媒が付いているため、アフターファイヤの爆発によって触媒がボロボロになってしまうことがある。
なかでもロータリーエンジンは、ハードにエンジンチューニングしていくとアフターファイヤしやすく、触媒は消耗品だとか、外してしまえ、なんて言われてきたがもちろん触媒を外すと車検はNG。というか公道を走らせることはできない。