映えるユーズドSUVその3:日産ラシーン
発売から約30年経つも色褪せないパイクカー
ヴィンテージ感たっぷりの国産車のなかでも、日産パイクカーの1台であるラシーンは、アウトドアシーンでの映え度はもはや200%! 目立つこと受け合いのクロスオーバーモデルだ。全グレードともに4WDで軽度の悪路にも強く、バックドアは上下に開いてアウトドアギヤの出し入れさえオシャレに見せてしまう。ゆえに今、某信販会社のテレビCMにも起用されている。
生産は1994年から2000年までだから、高年式車でも22年前のクルマとなってしまうが、現在でも中古車の流通量は全国で150台以上で、専門店があるほど選びやすいのもポイントだ。
映えるユーズドSUV4:フォード・ブロンコ
予算は200万円以上だが満足度は100%
もっと本格なヴィンテージ感で攻めたいなら、キムタクのテレビCMにちょこっと登場しながらも存在感抜群だったフォード・ブロンコはどうだろう。アーリーブロンコと呼ばれる初代はもはやヒストリックカーの領域で、あっても900万円以上したりするが、90年代の2代目ブロンコなら200万円程度からとなる(CMに登場したのは初代だが)。
中古車の流通量は極めて少ないものの、アメリカンなワイルドさはアウトドアで目立ち、映えること必至。駆動方式はもちろんタフな4WDで、ビッグサイズゆえアウトドアグッズの収納力も文句なしである。中古車市場で出会うことがあればめっけもの。国産旧車の天井知らずの価格高騰を考えれば安い買い物と考えることができる。
映えるユーズドSUVその5:2代目テラノ
オールモード4×4搭載の本格派モデル
最後は1995年〜2002年まで製造された日産テラノの2代目。とくに前期型はほぼアメリカンSUV的なルックスを持ち(フロントマスク)、電子制御トルクスプリット式フルタイム4WDシステムの「オールモード4X4」を採用しているだけに、悪路はもちろんアウトドアで大活躍すること間違いなし。全幅に余裕があるため、荷物の積載性もバッチリである。グリルをカスタマイズして、よりクラシカルに見せる楽しみ方もある。
中古車価格は100万円から250万円程度と幅広く、ベージュ全塗装など、カスタマイズされたクルマも少なくない。ちなみにマック(マクドナルド)のCMでブロンコに続いてキムタクが乗っていたのは、テラノの初代モデルだった。
このなかで、比較的維持しやすく、これから乗り続けていきやすいのはやはり日本車の4台だろう。フォードは日本市場から撤退しているから、古いアメリカ車の面倒を見てくれる専門のガレージの存在が不可欠となる。そこがクリアできれば候補に挙げてみても面白いだろう。