開幕戦に引き続いて2台体制で挑む
アメリカでもっとも人気のある自動車レース「NASCAR(ナスカー)」の3大カテゴリーである、「カップ」、「Xfinity(エクスフィニティ)」、「Camping World Truck(トラック)」。そのトラックシリーズに長年参戦している「Hattori Racing Enterprises(HRE)」は、ナスカーで唯一の日本人チームオーナーである服部茂章代表率いるチームである。
2022年シーズンも引き続きHREはトラックシリーズに挑戦している。今季はトヨタ・タンドラの2台体制を敷いているが、開幕戦に引き続き、ラスベガス・モーター・スピードウェイで開催されたトラックシリーズ第2戦「Victoria’s Voice Foundation 200」へ、16号車にタイラー・アンクラム、61号車にチェイス・パーディの2名の選手を起用し参戦した。
開幕戦でのトラブルなどの雪辱を果たすべく迎えた第2戦
第2戦は3月4日(金)のワンデーレースとなっており、午後1時30分からフリー走行、その直後となる午後2時から予選セッションを実施。そして午後6時から、第1ステージが30周目、第2ステージが60周目の各チェッカーのあと、最終ステージとして全134周の決勝レースがスタートする。その舞台となるのは、ネバダ州・ラスベガス市街地にあるラスベガス・モーター・スピードウェイ。1周1.5マイル(2.41km)のオーバルコースである。アウト側に寄るほどバンク角が高くなっているプログレッシブバンクを採用した、高速インターミディエイトオーバルとなる。
開幕戦デイトナでは1台が決勝出場ならず、もう1台もクラッシュでリタイアという結果で終わってしまったHREだが、この第2戦では「# 16 LiUNA! Toyota Tundra」のアンクラム選手はフリー走行11番手、「#61 BAMA BUGGIES Toyota Tundra」のパーディ選手は24番手からスタート。予選ではそれぞれ14番グリッド、19番グリッドを獲得した。