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「チーム三菱ラリーアート」が誕生! 増岡 浩総監督のもとアジアクロスカントリーラリー2022に参戦

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TEXT: Auto Messe Web編集部  PHOTO: 三菱自動車

  • チーム三菱ラリーアートのトライトンのフロントマスク

  • チーム三菱ラリーアートのトライトンのフロントスタイル
  • チーム三菱ラリーアートのトライトンのリヤスタイル
  • チーム三菱ラリーアートのトライトンのフロントマスク
  • チーム三菱ラリーアートのトライトンの真横スタイル

三菱ラリーアートがAXCR2022でラリーレイドシーンに復活

 三菱自動車工業が技術支援する「チーム三菱ラリーアート」が、2022年8月6日(土)〜12日(金)の7日間で開催されるアジアクロスカントリーラリー2022に参戦する。

 新型コロナウイルス感染症拡大により、2020年、2021年の開催がキャンセルとなったアジアクロスカントリーラリー(AXCR)は、毎年タイを拠点に周辺国を巡るクロスカントリーラリーとしてお馴染み。初開催は1996年にまで遡り、FIA(国際自動車連盟)・FIM(国際モーターサイクリズム連盟)公認の国際クロスカントリーラリーとして、東南アジアはもちろん日本からも数多くのプライベーターがエントリーしている。チーム三菱ラリーアートのトライトンのフロントスタイル

 過去には元F1ドライバーの片山右京さんやダカールラリーで総合優勝を果たした篠塚建次郎さん、PWRC王者の新井敏弘選手なども参戦した。このAXCRはWRCなどのハイスピードラリーとは異なり、東南アジア特有の赤土のダートやコース幅ギリギリのジャングルなどを駆け抜けながら、SSとリエゾンの移動区間を含めた走行距離は1日300kmオーバー。レグ0からレグ6まで合計7日間2000km以上を走破する、ドライバーにもマシンにも過酷なラリーだ。

チーム総監督は2度ダカールを制した増岡 浩さんが務める

 今回、AXCR2022に挑む「チーム三菱ラリーアート」は、プライベートチームのタント・スポーツ(タイ)が運営しており、世界戦略車であるピックアップトラック「トライトン」(一部の地域・国ではL200の車名で販売)でエントリー。さらに注目は、2002〜2003年にダカールラリーを2連覇した三菱自動車の増岡 浩が総監督を務める。チーム三菱ラリーアートのトライトンのリヤスタイル

「三菱自動車は長年にわたり世界ラリー選手権やダカールラリーなどに参戦し、それぞれで頂点を極め、どんな天候や道でも安心して楽しめる三菱自動車らしい走りを実現させてきました。今回の技術支援という形でのアジアクロスカントリーラリーへの挑戦は、アセアンでの主力商品であるピックアップトラックやクロスカントリーSUVの商品強化に繋がる活動です。ファンの皆様のご期待に沿えるよう、しっかりと準備を進めてまいりますのでご期待下さい」とコメント。久々に三菱ラリーアートがラリーレイドシーンに帰ってきたのはファンにとっても嬉しい限りだ。

「チーム三菱ラリーアート」の今後の動向を要チェック!

 前述の通り、世界的に感染拡大する新型コロナウイルス感染症の影響で、開催日程こそ発表されてはいるものの、ルートなどの詳細はいまだ未発表となっている(本稿執筆の3月20日時点)。また、感染症の蔓延状況によっては大会延期の可能性もあるが、いずれにしてもトライトンに施されたレッド/シルバー/ブラックのお馴染みのワークスカラーが復活したのは、オールドファンにとっては感慨深い。チーム三菱ラリーアートのトライトンの真横スタイル

 日本が誇るラリーストの増岡総監督が7日間の過酷なオフロードラリーでどのような采配を振るうのか、「チーム三菱ラリーアート」の今後の動向に注目したい。

  • チーム三菱ラリーアートのトライトンのフロントスタイル
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