格安なL275型ミラや新車の現行型コペンも高い戦闘力を誇る
最後に「あえて違うクルマで勝負!」という人に向け、HA36型アルト以外の選択肢をNAとターボで1台ずつ紹介したい。NAなら『東北660選手権』の主力マシンである、ダイハツのL275型ミラが低価格にして高い戦闘力だ。車重こそHA36型アルトにおよばないが、長いホイールベースは高速コーナーで安定感があり、パワーもトルクもあるKFエンジンのおかげで上り勾配でも力強く加速する。また、中古のレースカーを手に入れやすいのもメリットだ。
ターボなら現在も新車が買えるLA400K型コペン。長らくの課題だったECUが解析されたことでチューニングの可能性がイッキに広がり、同じオープン2シーターのS660より積載量が多い点も見逃せないメリットになるだろう。
紹介した3車種はいずれも新しめのモデルばかりなので、まだ大がかりなリフレッシュの必要性がなく、純正パーツも社外パーツも入手に困ることがない。2022年のモータースポーツはシーズン開幕が目前に迫っている。この機会に楽しくも奥深い軽自動車レースに足を踏み入れてみよう!