20年以上落ちでもまだまだ高値
Gクラスで価格が妥当な中古車を探すと、ほとんど見つからない。製造されて20年以上を経過した車両でも、300~350万円の高値で販売されている。Gクラスは耐久性の優れたSUVだが、20年以上を経過すると、交換すべきパーツも増える。購入するには、相応の覚悟が必要だろう。
「ゲレンデヴァーゲン」と呼ばれていた時代のショートボディも不人気かと思えば、マニアックなユーザーの間で人気を高めた。とくに直列4気筒2.3Lエンジンを搭載する「230GE」は、動力性能は非力だが、前後の重量配分が優れた走行安定性の優秀な、悪路向けのSUVであった。個人的には、最良のゲレンデヴァーゲン&Gクラスがショートボディの230GEだと思っているから、高値も納得できる。
メルセデスベンツGクラスの結論をいえば、納期が長くても新車を買うのがベストだ。今の市場の好みが変わらなければ、数年間使ったあとでも有利な条件で売却できる。