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高性能ターボ車でも「低粘度」が当たり前! これまでの常識が通用しないイマドキのエンジンオイル事情

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TEXT: 佐藤 圭(SATO Kei)  PHOTO: Auto Messe Web編集部

程度問題もあるがチューニング派は粘度を上げも良い場合も!

 最後に選び方を手短ではあるが説明したい。どんなクルマでも基準は新車のときに使われているメーカー純正オイルの粘度になるが、エンジン内のパーツが金属摩耗し消費が大きいときは、粘度を少し上げてもいいだろう(純正が0W-20なら0W-30)。ブーストアップやタービン交換で大幅にパワーアップしたターボ車、サーキットやワインディングを走る機会が多いクルマも同様だが、極端に粘度を上げるとがレスポンスが悪くなることがあるので注意。R34スカイラインGT-Rのサーキット走行

 ちなみに『5W-30』などと表記する粘度指数はアメリカの『SAE(Society of Automotive Engineers)インターナショナル』が定めた規格で、左側の数字が低温冷間時における粘度指数(WはWinter Grade)で、右は高温時の粘度を示している。エンジンオイルの粘度と対応外気温

 つまり左が小さいほど寒さに強く、右が大きいほど熱に強いということ。ほかにもSMグレードやSLグレードに代表されるAPI規格、またベースオイルや製法による性能の差はあるものの、数字の意味を知るだけでもオイル選びの失敗は減るはずだ。

12
  • エンジンオイル交換
  • R34スカイラインGT-Rのサーキット走行
  • エンジンの燃焼
  • 0W-20の低粘度エンジンオイル
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  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 1974年生まれ。学生時代は自動車部でクルマ遊びにハマりすぎて留年し、卒業後はチューニング誌の編集部に潜り込む。2005年からフリーランスとなり原稿執筆と写真撮影を柱にしつつ、レース参戦の経験を活かしサーキットのイベント運営も手がける。ライフワークはアメリカの国立公園とルート66の旅、エアショー巡りで1年のうち1~2ヶ月は現地に滞在。国内では森の奥にタイニーハウスを建て、オフグリッドな暮らしを満喫している。
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