1/18モデルカーと1/6エンジンモデルの組み合わせ
クルマの心臓部と呼ばれ、開発者たちの情熱が注ぎこまれているエンジンを、1/6スケールの精緻なスケールモデルに結晶させることで知られるモノづくり集団「日下エンジニアリング」。R35型GT-Rに搭載される「VR38DETT」エンジンを忠実に再現したスケールモデルと、「MAKE UP」が制作した緻密なモデルカーを組み合わせた「Master’s Series」に新作が追加された。
もっともプレミアムなR35「T-spec」を製品化
日下エンジニアリングから「Master’s Series」として先に発売されたR35型「GT-R NISMOスペシャルエディション」が、GT-Rの「R(レーシング)」領域をつきつめた到達点とするなら、その対極である「GT(グランドツーリング)」=公道での乗り味を極めたモデルが、2021年9月に発表された特別仕様車「プレミアムエディションT-Spec」であり、同時に発表された「トラックエディションengineerd by NISMO T-spec」が中間にあたるといえる。
今回、「T-Spec」の名を冠したこれらふたつの特別仕様GT-Rと、ゴールドのエンジンカバーが与えられた「VR38DETT」エンジンを精巧にスケールダウンし、モデルカーと組み合わせて「Master’s Series」のニューモデルとして追加されることとなった。
専用ボディ色からインテリアまでディテールを再現
モデルカーは上記の「プレミアムエディションT-Spec」と「トラックエディションengineerd by NISMO T-spec」の2種類。ボディカラーは歴代GT-Rをオマージュした専用色「ミッドナイトパープル」と「ミレニアムジェイド」の2色で、計4モデルの同時ラインアップ。
ブロンズのRAYS製鍛造ホイールを含めて再現するのが難しいカラーだが、「MAKE UP」の熟練の職人が本物の質感を限りなく追求して調色している。各部のカーボンパーツ、グリーンの専用インテリア、新しくなった日産エンブレムなど、実車のディテールを忠実に落としこんだ仕上がりだ。