全国オフで輝きを放っていた現行シビックオーナーを突撃取材
10代目シビックが一堂に会した全国規模のオフ会「10th Civic Owner’s Club in MOTEGI」が、昨年11月13日(土)にツインリンクもてぎ(現・モビリティリゾートもてぎ)で開催された。このイベントは、2017年12月にSNS内のグループとして発足した『10th Civic Owner’s Club』が主催となり、全国各地から100台を軽く超えるFK型シビック&オーナーが大集結。そのなかから、編集部が独自に選んだこだわりのシビックをピックアップして紹介しよう。
スポコンテイストを意識しながらFK7シビックでカスタム
FK7型シビックハッチバック
オーナー:Iサン(神奈川県)
スポーツコンパクト(以下スポコン)というワードを目にすると、思い出すのはワイルドスピードで活躍した国産スポーツカーたち。だが、そんなスポコン旋風が巻き起こる前から、国内だけではなくUSでも人気を博していたシビックは、現在40代のIサンにとっても若いころに乗った“楽しかったクルマ”の1台として記憶に残っているという。
「もともとホンダ車が好きで、(シビックに限ると)今回のFK7型のみですが、当時全盛だった(EF/EG/EK)世代のシビックは今でもカッコいいと思っています。友人に熱いシビック乗りがいたことも、大きく影響を受けている思います」とIサン。
ちなみに愛車遍歴は、FK7シビック以外はスポーツラグジュアリーに振ったUA4インスパイアや、中東への輸出仕様にカスタムしたCR-V。さらにプロトン(マレーシア)仕様のCP3インスパイアなどを乗り継いできたとのこと。
「USDMまたはJDMなどの仕様が流行っていけど、 USとかユーロ、JPNやそのほかのASIAなどは関係なく、付けたいモノを付けるようにしています」とIサン。クルマに興味のない人が見たら、ほぼノーマルのようにも見える海外仕様(※海外モデルの純正部品に付け替えるだけなので当然かもしれない)だが、パーツ類は輸入するため、値は少し張るが交換することで高い満足感が得られたそうだ。また、共通の趣味を持ったオーナーたちに向けて、違いをアピールするのにも効果的だったとのこと。
MT設定に惹かれ立ち寄ったディーラーで購入を即決
「ずっとホンダ車に乗っていて、乗り換え時期に差しかかってきたので、フラッとディーラーに足を運んだんです。そこで新型のシビックが発売されることを知ったんです」というのがいまの愛車との最初の接点。
ディーラーではパンフレットをもらって発売時期を教えてもらい、普通であれば自宅に帰ってから検討して、数日もしくは数カ月かけて答えを出す人が多いと思う。だがIサンは、「あっ! シビックが出るんだ。MT設定もある。じゃあ買おう! って感じでした(笑)」と即決したとのこと。それほどまでにFK7シビックに心をくすぐられたという。
以前と変わらずカスタムパーツは“付けたいモノ”を付ける
今まで所有した車両と同様に海外純正部品で固めることも視野に入れていたが、以前のように(品番を調べて個人輸入を)スムースにできなくなっているとのことで、FK7は社外部品のなかで“付けたいモノを付ける”仕様に切り替えた。
なかでも注目は、「自慢というわけではないですが、MISHIMOTO製のインタークーラー&コールドエアインテークを装着しています。まだ珍しいパーツかもしれません。せっかくのイベントなので、調子こいて付けちゃいました(笑)」
ホイールはレイズ・ボルクレーシングCE28を選択。「今流行りのスタンスはあまり意識しないで、鍛造が好きなので軽さを重視しています」。 全体的に見てもシンプルなスタイルに落とし込んでいるFK7シビック。「ガッツリというより、オトナ仕様。知っている人が、おぉッ! と見てくれればいいかなと思っています(笑)」。今後はブレーキやインタークーラーのパイピング変更を予定しているそうだ。