汚れやキズが付いても気にならないセカンドカーのすゝめ
今、家にはお気に入りの新車がある。いつも洗車してピカピカ。それだけに、悪路走行による下まわりの汚れ、ダメージ、車内外の汚れ、キズが気になり、路面の予期せぬ散乱物(釘など)によってパンクの可能性もあるアウトドアには、新しくお気に入りのクルマを使いたくない……そんな人もいるはずだ。でも、アウトドア派だから、出掛けたい。
ならば、汚れやキズが付いてもあまり気にならないセカンドカーを手に入れるというのはどうだろうか。例えば50万円以下の中古SUVやクロスオーバーモデルなら、アウトドアにも似合い、悪路の走行性能も高く、なおかつアウトドアの荷物もどっさり積めるから適役だ。細いタイヤを履いているモデルなら、パンクしてタイヤ交換するにしても割安で済むではないか。
スズキ・ハスラー
その筆頭が、先代に当たる、初代スズキ・ハスラーだ。雪国のスズキユーザーからの要望で生まれたと言っていい、前天候・オールロード対応のワゴン×SUVな軽クロスオーバーモデル。なんと今回紹介するなかで、もっとも新しめの2015年型が50万円以下で探せるのだ。
アウトドアに似合うデザイン、機能性、走破性の高さに加え、最大の魅力と言っていいのが、現行型となる2代目と、パッと見で見分けがつきにくい点。だから50万円以下の中古車でも新車っぽく(!?)乗ることができるのだ。ただし、不思議と修復歴ありの中古車が多いので、そこは注意したい。
三菱パジェロミニ
今はなき三菱パジェロの末っ子、軽自動車のパジェロミニもいい。探せば最終型となった、1998~2013年まで販売されていた2代目の2010~2011年あたりの中古車も少なくない。3ドアながら三菱自慢の4WDで、悪路や狭い道を含め機動力は抜群と言っていい。ターボエンジン搭載車なら、ロングドライブもしっかりこなせる実力があるだろう。
ダイハツ・テリオスキッド
小さくても硬派なアウトドア向きコンパクトSUVとして紹介できるのが、ダイハツのテリオスキッドだ。1998年から2012年まで製造されたテリオスの軽自動車版で、5ドアボディにセンターデフ付きフルタイム4WDという、本格な仕立てが特徴だ。4WD+5速MTなんていうマニア向けの仕様も存在する。中古車は最終型の2012年モデルでも余裕で50万円を切ることもあるから買い得かもしれない。