女子にオススメの旧車04:いすゞビークロス
「時代を先取りしすぎた3ドアSUV」
4台目は、レトロなんだけどどこか未来的な雰囲気もある、今トレンドの厚底ボリュームスニーカー的なデザインが若い世代にウケそうな、いすゞビークロス。「え? いすゞって乗用車も作ってたの?」なんてびっくりする人も多いと思いますが、90年代まではツウを唸らせる個性的かつ魅力的なクルマを世に送り出していました。
なかでも、このクロスオーバーSUVのビークロスはデザイナーの意欲作で、樹脂パーツにビットを埋め込んだようなディテールや、絞り込んだフロントグリルなど、当時は斬新なデザインが注目されたものでした。エンジンは3.2LでAT、3ドアの4人乗りというのも今では珍しいですよね。中古車市場でも個体は少なめですが、ヒトメボレする女性も多いのではないでしょうか。
女子にオススメの旧車05:ビートル
「ハマれば一生のパートナーになれる!」
5台目は、幼稚園児にクルマの絵を描かせると、昔はみんなこのカタチを描いていたフォルクスワーゲン・ビートルです。1938年から80年に渡り作り続けられていた、クラシックタイプはぜひ一度乗ってほしいレジェンド的な旧車。フロントのボンネットを開けてもエンジンはなく、後ろの小さなドアのなかに搭載されているのは若い世代にとって、かなり驚きの光景のはず。
80年代くらいまでのキャブエンジン搭載モデルなら、走ると本当に「バタバタバタ」というエンジン音が後ろから聞こえてきて、床からニョキっと生えてるペダル類や、ただの棒みたいなシフトレバーなど、今のクルマとはまったく違う操作感も新鮮に感じることでしょう。ビートルは生産された工場や出荷された地域、年式によって排気量などもさまざまにあり、色やデザインも多彩。日常使いや維持していくためのメンテナンスに手はかかりますが、惚れ込むと一生の相棒になるかもしれません。
憧れの旧車選びのポイントは錆の進行具合をしっかりチェックすること!!
ということで、登場から30年〜40年くらい経過している旧車のなかで、デザインや乗りやすさ重視の女性におすすめのモデルをご紹介しました。古いクルマなので、走行距離が10万kmオーバーなんてザラにあります。
多少のトラブルを抱え、修理記録があるものも多いと思いますが、かつて’70年代の旧車を2台所有した筆者の経験から言えば、メカニズムは直せてもボディのサビはどうにもならないため、ボディに穴やサビが進行している箇所がないものを選ぶことをオススメします。若い感性で選び、旧車を新しいスタイルで乗りこなす女性が増えることを願っています。