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春は最高のアウトドアシーズン! でも花粉症の人には地獄! 行く前だけじゃなく行った後も重要な花粉対策とは

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TEXT: 並木政孝(NAMIKI Masataka)  PHOTO: 写真AC/Auto Messe Web編集部

  • 表面に花粉が付きにくいナイロン製のアウターを選びたい
  • 換気扇用のフィルターを開口部に貼るのも効果的
  • パソコン用エアダスターで花粉を吹き飛ばす手もある
  • 街中でも使う花粉症対策グッズがまず基本
  • アレルゲンがスギであれば杉林の付近を避ける
  • つらければ無理せず撤収する勇気も大事
  • 身体、服、キャンプ道具、もちろん車内もしっかり掃除

キャンプに行く前と帰ったあとの花粉症対策

 春の訪れと共にキャンプシーズンの開幕です。美しい桜や菜の花が咲き誇る季節はアウトドアには最適ですが、忘れてはいけないのが花粉対策。鼻がムズムズ、くしゃみが連発、涙が止まらない……という人は、キャンプに行く前と帰ったあとにしっかりと対策を施しておきましょう。

自分のアレルゲンと症状をしっかり把握する

 現代人にとってキャンプと花粉症は双璧のライバル。アウトドアを楽しみたいけど鼻づまりやくしゃみ、涙目では外遊びを満喫するのは難しいかもしれません。少しでも症状を軽くするためには、事前の準備が大切です。しかし、花粉症といっても症状の元となる原因はひとつではありません。

 まずは、自分が何に対して症状が出るのかをしっかりと把握すること。病院でアレルゲンの原因を特定することで「対策」を練ることが大切です。自分のアレルゲンを把握できれば、その原因を避けることで症状を抑えることができるはず。例えばスギ花粉で症状が出る場合には、風上に杉林が無いキャンプ場を選ぶ。ヒノキやブタクサなどがアレルゲンの場合、周辺に自生していないかを調べることで症状を軽減、緩和することができるはずです。自分が何に対して症状が出てしまうのかを把握することが、花粉症対策にはもっとも重要であることを忘れないでください。

アレルゲンがスギであれば杉林の付近を避ける

マスクや花粉ブロックなど専用アイテムを準備

 症状が酷い場合にはキャンプを諦める勇気も必要です。遊びよりも健康を優先してください。症状が軽い場合には事前に病院で処方してもらった薬を事前に服用しておきましょう。そして、花粉が飛散しにくい日を選んでキャンプに行くことも大切です。

 花粉症対策としては、コロナ禍であると同時にキャンプ場でもマスクは必須であり、花粉をしっかりとろ過できる花粉症専用のマスクを使うことをおすすめします。花粉から目を保護してくれる眼鏡(ゴーグル)や帽子を着用するとともに、ドラッグストアで市販されている花粉ブロックを使うことも有効です。念には念を入れて、イオンバリアなどで花粉をブロックできる商品などを塗布しておきましょう。

街中でも使う花粉症対策グッズがまず基本

静電気防止スプレーやエアダスターも活用

 キャンプに着て行く洋服に、花粉が付着しにくいナイロン製のアウターをセレクトするのも賢い方法です。ウールやコーデュロイなどは防寒性が高い半面、凹凸のある生地は花粉が溜まりやすいので花粉症の人にはおすすめしません。そして、洋服や帽子には静電気防止をするスプレーを塗布することで花粉の付着を防ぎましょう。花粉は静電気が発生すると付着しやすくなるため、静電気防止のスプレーが有効になるのです。同様にテントやタープなどにも塗布し、テントの中に入るときには極力花粉を持ち込まないように気をつけてください。

表面に花粉が付きにくいナイロン製のアウターを選びたい

 花粉をしっかりと落としたいのであれば、テントやクルマに乗り込む前にアウターだけでなくパンツや靴の花粉を落とすこと。パソコン用のエアダスターなどで花粉を吹き飛ばすのもひとつの方法です。これは個人的な話ですが、ボクの友人には工具屋でエアタンクとエアガンを購入し、キャンプに行く前にガソリンスタンドでエアを補充してもらうという強者がおり、テントに入る前にエアガンで頭から足先までブローする姿は手術に向かう医師のようでもあります。花粉症を患う人にとって花粉がとても厄介なものであることは間違いありません。

パソコン用エアダスターで花粉を吹き飛ばす手もある

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