作業自体は難しくないので甘く見がちなDIYでのマフラー交換
ちょっとした工具と場所があればプロに頼むまでもなく、DIYで手軽にできそうなイメージがあるマフラー交換。しかし単純に見えても注意すべき点は多く、ひとつ間違えればケガじゃ済まないケースもある。今後チャレンジしたい人への『反面教師』として、実際に耳にした失敗談を中心にまとめてみた。
マフラー交換の危険行為01:リジッドラックの不使用
最初はもっとも危険で命を落としかねない、ジャッキアップだけで交換しようとした例を。一刻も早く新しいマフラーを装着したく、リジッドラック(通称:ウマ)を持っていないのに作業を開始。クルマの下に潜って純正マフラーを外していたら、徐々に隙間が狭くなってきた気がする。その理由に気付いた瞬間に全身の血の気が退き、慌てて飛び出すとジャッキが少しずつ下がっていた。
もし脱出が間に合わなかったら大ケガは確実だし、死亡していた可能性も十分にあり得るだろう。マフラー交換に限らずタイヤを外しての作業はリジッドラックが必須、またコンクリートなどで舗装されている水平な場所で作業することを忘れずに。
マフラー交換の危険行為02:走行後すぐの交換作業は火傷のもと
もうひとつ大ケガに繋がるのはマフラーの熱だ。知ってのとおり走行後のマフラーは高熱を帯びており、とくにエンジンに近い場所であればあるほど温度は上がる。さすがに全開で走り終えてすぐにマフラーを交換する人はいないと思うが、火傷しないように少し時間を置きつつ念のため耐熱グローブを付けて作業しよう。