280ZXターボのオーナーから見た新型Z
新型フェアレディZの実車を目の当たりにしたZオーナーに率直な感想を聞いてみた。まずは130型の「280ZXターボ」に乗る森 大輔さん。20代のころも逆輸入車の130Zに乗っていたという森さんは、2年ほど前に現在の愛車である280ZXターボを手に入れたとのこと。
日本仕様には存在しない2.8Lターボエンジンを搭載するモデルは当時からの憧れの1台だったということで、ノーマル+αのカスタマイズを楽しまれている。
そんな森さんは、130Zに思い入れが強いということもあって、フェアレディZは130で完結したと考えているそうだが、新型はさまざまな歴代Zのオマージュが散りばめられているということもあって気になる存在ではあると話してくれた。130Zを手放すことはないが、セカンドカーとしてならアリかも……と思いはじめているようだ。
Z32&Z33ご夫婦から見た新型Z
もうお一方は、「Z PROJECT SHIZUOKA」の代表を務める津島 裕是(ひろゆき)さん。自身はフルカスタムのZ32にお乗りとのことだが、今回は奥さまの愛車であるZ33で参加されていた。カスタム派の裕是さんとフルノーマルが至高という奥さま、まったく正反対のおふたりではあるが、Zへの愛はどちらも同じくらい深いようだ。
そんな津島さんは、自身がS30好きかつZ32オーナーということもあり、両車のテイストが散りばめられている新型は非常に気になる存在に。発表されたタイミングで奥さまに購入していいか打診したところ、「Z32を手放すならいいよ」と言われたそう。
ただ実車を見たらやはり欲しい気持ちが再燃してきたということで、「Z32を維持しながら増車できないかもう一度チャレンジしてみます」と話していた。
このようにZオーナーの多くは今の愛車が一番ではあるものの、新型に対しても好意的な印象を抱いている人が多いようで、メーカーとしてもひとまずホッと胸をなで下ろしているところかもしれない。