三菱コルトRALLIART Version-R
次は三菱から「コルトRALLIART Version-R」を。WRCを戦っていたランエボを連想させるオーバーフェンダーやエアロバンパー、ボディは本格的な競技車にも用いられるスポット増しにより剛性アップ。さらにエンジンはターボで1500ccながら163ps(CVTは154ps)を絞り出し、5速MTはゲトラグ製というかなり尖ったスペックで話題を呼んだ。
2008年と2010年にはさらなるボディ剛性の向上やラリーアート製マフラー、エンケイ製ホイールにレカロ製フルバケットシートなどの装備を追加し、より魅力を高めた『Version-R Special』も台数限定ながら設定されている。最終モデルでも2012年とやや古さは感じるものの、中古車は走行距離を気にしなければ20万円~探すことができる。豪華すぎるスペックを考えればコスパは絶大だろう。
アバルト595
ラストは輸入車で、フィアット500をベースにアバルトがチューニングした「アバルト595」を紹介したい。インタークーラーを冷却するエアガイドを備えたフロントバンパー、ディフューザーと一体型のリヤバンパーでアグレッシブな外観に。インテリアもより機能性を追求したデザインを採用している。
エンジンはアバルト500と呼ばれていた初期型が135psなのに対し、2016年に発売された「アバルト595コンペティツィオーネ」は180ps。車重が1100㎏前後であることを考えれば、加速の鋭さや走りの楽しさは説明するまでもないはず。中古車の価格は年式やモデルによって幅が大きいが、今回の基準である150万円を下まわっている車両も多いので狙い目だ。