三角窓に扇風機にうちわまで、使えるものは何でも駆使する
普段はアルファロメオGT1600ジュニアに独りで乗ることが多いので、三角窓を駆使しながら、着がえるためのTシャツをたくさん積んで真夏に走っている。50歳になって迎えた最初の夏からは後頭部に直接風が当たる角度で小型扇風機を設置し、信号待ち時にうちわで身体をクーリングするようにしている(何をやっても、焼け石に水なのだが……)。
当ページの編集担当者である竹内氏は愛車のカルマンギアにVW公式うちわを搭載しているそうなので、クーリング装置というほどのモノではないが、うちわのような真夏対策品に自身のこだわりを反映させてもオモシロイだろう。さすがに「スワンプクーラー」を使っている人は少ないと思うが、これにステッカーをベタベタ貼ってもイイかもしれない。
エンジンも人体も無理をさせずに余裕をもった運行で
真夏に旧車で快適に走るためには、クルマのほうも対策が必要だ。具体的には、オーバーヒートやパーコレーションが起きないようにしたい。ラジエターは内部が錆びると水の通路が詰まってしまい、冷却効率が落ちるので、そろそろダメかな? と思ったら新品と交換してしまうのが吉だ。燃料がキャブレターに到達するまでに気化してしまうパーコレーションは、エンジンルーム内に遮熱板を設置することで防げるケースがあるので、真夏に乗れず、困っているオーナーは試してみるといいだろう。
小まめな休憩、身体のクーリング、水分補給、そして、渋滞にハマらないようにするドライブ計画をしっかり実践すれば旧車で猛暑日に走ることも可能なので、熱中症にならない程度に楽しんでいただきたい。