現代のクルマはコンピューターの書き換えで対応
単純に180km/h以上を出すのが目的ならコレで十分だが、電子制御が高度化した最近のクルマになると、車速信号だけに手を加えても解除できない場合もある。そんなときはECUの書き換え。正確にはスピードリミッターを解除するのではなく、作動する速度を500km/hや600km/hといったように、実際に出すことが不可能な数値に引き上げることで、実質的にスピードリミッターを無効にするのだ。
費用は5~20万円と簡易的なアイテムを上まわるものの、同時に燃調や点火時期のデータを書き換えてチューニングしたり、仕様変更が容易なことを考えれば結果的に得と思われる。以上のふたつがリミッターを解除する代表的な手段だが、デビュー直後の新型車やECUの制御が複雑なクルマでは、解析と商品化まで長い時間を要するケースも少なくない。いずれにせよサーキットを安全かつストレスなく走るため、スピードリミッターの解除が有効なことは確かだ。くれぐれも、公道では法定速度を超えて走行することがないように。