雨の日は外すといった手段もよく使われる
もっともタワーバーは装着するだけでタイムアップ、といった類のチューニングパーツではない。ロールケージやスポット増しでガチガチに補強したボディなら曲がらないネガな部分ばかりが顔を出すかもしれないし、雨など路面のコンディションが悪くタイヤのグリップを稼ぎにくい状況では、あえて取り外すのもサーキットでは常套手段だ。つまり車高調と同じく本領を発揮させるには、状況に応じたセッティングが必要ということ。
ちなみに純正でタワーバーが採用されていないミニバンやSUVでも、乗り味やステアリングのレスポンスに不満を感じているなら、アフターパーツを導入する意味は十分すぎるほどある。とくに走行距離が増えボディ剛性が落ちたクルマなら、タワーバーひとつで動きが見違えることも珍しくない。