価格はもちろん維持費の安さはピカイチ!
軽スポーツカーが今狙い目
日本が世界に誇るクルマ文化のひとつ軽自動車。近年では手ごろなパワーとトルクで気兼ねなくアクセルを全開にでき、税金などの維持費が安いことやチューニングパーツの豊富さから、軽自動車のスポーツカーが新旧やメーカーを問わず人気となっている。そんな街乗りからサーキットまで楽しく走れる、100万円台で手に入るモデルを紹介しよう。
100万円台で買える軽スポーツカー01:
「初期型なら100万円以下もある2代目コペン」
まず現行モデルならダイハツのLA400Kコペン。新車もメーカー希望小売価格が188万8700円~と手ごろだし、初期型の中古車なら100万円を切っているケースも少なくない。セロ/ローブ/エクスプレイと外観もそれぞれ個性的な3パターンがあり、ドレスアップにせよチューニングにせよアフターパーツも豊富に揃っている。
以前はスピードリミッターがカットできずサーキット派から不評だったものの、現在はECUの解析が進んだことで、走りの面でもライバルと遜色がなくなった。まだ新車が売っているだけに古さを感じさせないのも嬉しい。ひと世代前になるが初代のL880Kコペンも色褪せない魅力があり、中古車の価格帯は30~200万円までと非常に幅広くなっている。
初期型はもう20年前でコンディションのよくない個体もあるので、不安なく乗るなら低走行&高年式の車両に狙いを絞りたいところ。4気筒のエンジンならではの滑らかなフィーリングと、軽量がゆえの鋭いコーナリングは現行型を超えるという声も聞かれる。
100万円台で買える軽スポーツカー02:
「生産終了で高騰! 早めに狙いたいS660」
ホンダからは2022年3月で惜しまれつつ生産を終えたばかりの、ミッドシップエンジンにリヤドライブのレイアウトを採用したS660だ。エンジンはNシリーズと共通のS07A型直3エンジンに専用タービンで武装し、組み合わせるトランスミッションは軽自動車で初となる6速MTを採用。F1マシンをイメージしたデザインのインテリアをはじめ、スポーツカーとしての性能に加え、所有欲も満たす1台といえる。
生産終了のアナウンスを受けて中古車は早くも値上がりの傾向を示しており、将来的には新車の価格を上回ることも十分に考えられるため、購入するならできる限り早い方が有利かもしれない。