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新型フェアレディZ発売直前のいま「先代Z34型」の中古が100万円代! 「買い」と断言できる4つの理由

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TEXT: 加茂 新(KAMO Arata)  PHOTO: 加茂 新/Auto Messe Web編集部

理由3:サスを固めても街乗りOKな足まわり

 コンパクトなボディでドライバーを中心にしたレイアウト。それに組み合わせられるサスペンションはダブルウィッシュボーン&マルチリンクで、そのしなやかな動きが特徴だ。ボディが重いことと、サスペンション形式が優れていることもあり、バネレートを高くしてもきわめて乗り心地が良い。サーキット用に20kg/mmを超えるようなレートにしても、街乗りはしっかり高級車なのである。これは軽量ボディ&ストラット式サスのクルマではできないフィーリング。サスペンションはかなり割り切った仕様にしても、普段乗りから楽しめるのがZなのである。

 ミッションは、86/BRZのターボ化時の流用元としても定番となっている。それだけ丈夫で、まったく心配はない。駆動系の弱さもないので、存分に走りを楽しめる。

バネレートを高くしても街乗りできる乗り心地

理由4:街乗りされていた個体なら心配が少ない

 難点らしい難点は、コストが高めなところくらい。タイヤサイズはカスタマイズするとなると定番サイズが265/35R18や19インチだったり、そもそも踏むとその分ガソリンが減るとか、パッドも良く減るとか、そういった点ではお金は掛かる。しかし、それも許容できるほど高級感あるエンジンフィールがあるのがZ34なのだ。

 中古車選びの際に気をつけたいポイントは……あまりない。正直ほとんどが街乗りで使われていた個体なので、そうそう傷んでいることはない。強いて言えば、サーキットで酷使されていたものは避けること。車重もパワーもあるクルマなので、メンテナンスで部品交換となるとコストがかさみがちだ。なので、できれば街乗りで使われていた個体を選びたい。

 また、ABSの誤作動が起きることがあり、サーキットでブレーキの利きが安定しなくなることがある。これに関しては諸説あるが、専門店では車速ギヤの最適化やパッドの選定、タイヤサイズの吟味など、さまざまな対策が用意されているので、プロの意見を仰ぎたいところ。素人判断で部分的に対策を施すと逆効果になることもあるので気をつけたいポイントだ。

吸排気系チューンをすればNAで400ps近いパワーを発揮できる

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  • V6 3.7LエンジンはNAでありながら標準仕様で336psを誇る
  • 2008年のモデルチェンジからのご長寿モデルとなったZ34
  • バネレートを高くしても街乗りできる乗り心地
  • 吸排気系チューンをすればNAで400ps近いパワーを発揮できる
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  • 加茂 新(KAMO Arata)
  • 加茂 新(KAMO Arata)
  • チューニングライター。1983年生まれ。父が初代VWゴルフ、シトロエンBX、ZXなどを乗り継いでいた影響で16歳で中型バイク(ZRX400)を購入し、大阪芸大時代にAE86を購入。卒業後はチューニング&ドラテク専門誌を15年間製作し(約2年の編集長を含む)、数多くのレースにも参戦。2021年春よりフリーランスとなる。過去には180SX、S15、NA8、SCP10、86前期&後期を所有。現愛車はAE86、GR86、ZC33Sスイフトスポーツ、CBR954RR。
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