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当時は価値に気がつかなくてゴメン! いま見たら1960年代の国産セダンは「ドリームカー」だらけだった

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TEXT: 島崎 七生人(SHIMAZAKI Naoto)  PHOTO: 島崎 七生人

マツダ・ルーチェ

 さらにもう1台、ベルトーネ時代のG・ジウジアーロが手がけた初代マツダ・ルーチェ(1966年)も、素敵なデザインのセダンに挙げておきたいクルマ。今さらだが、2代目がアメリカ車のようなスタイルに激変してしまい、筆者はそのときのショックは隠せなかったが(しかも自動車学校の教習車がまさに2代目ルーチェのセダンだった!)、まさしくいすゞ117クーペを4ドアセダンにしたような姿は、新旧の日本のセダンのなかでもエレガントさで3本の指に入れてもいいほど。写真のカタログは1500cc/86psエンジン搭載のスポーティグレードの“SS”のもの。マツダ・ルーチェ

マツダ・ファミリア

 ちなみに同じマツダで初代ルーチェと同世代だった2代目ファミリア(1967年)も、クリーンで好感の持てるスタイリングだったマツダ・ファミリア

 そして前出のルーチェ、ファミリアともに第14期東京モーターショーにロータリーエンジン搭載車をRX85、RX87として参考出品。のちにどちらも市販化している。マツダ・ファミリア

三菱コルト

 もう1台だけ、三菱コルトも普通でプレーンな三菱初の4ドアセダンとして見逃せない。写真のカタログは1500ccエンジンを搭載したマイナーチェンジ後のモデル。丸型4灯ヘッドライトだった初期型とは趣を変えた、品格のあるスタイリングで、基本デザインは初代デボネアを手がけたGM出身のデザイナーによるものだった。 三菱コルト

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  • 島崎 七生人(SHIMAZAKI Naoto)
  • 島崎 七生人(SHIMAZAKI Naoto)
  • 1958年生まれ。大学卒業後、編集制作会社を経てフリーランスに。クルマをメインに、写真、(カー)オーディオなど、趣味と仕事の境目のないスタンスをとりながら今日に。デザイン領域も関心の対象。それと3代目になる柴犬の飼育もライフワーク。AMWでは、幼少の頃から集めて、捨てられずにとっておいたカタログ(=古い家のときに蔵の床が抜けた)をご紹介する「カタログは語る」などを担当。日本ジャーナリスト協会会員、日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。
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