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SUV王国のマツダで車中泊するならベストはドレ? 「CX-8 」「CX-5」「CX-30」を比べてみた

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TEXT: 青山尚暉(AOYAMA Naoki)  PHOTO: 小林 健/増田貴広/マツダ/Auto Messe Web編集部

大柄な人ならゆったりしたCX-8がベスト

 CX-8の場合、2/3列目席の格納が前提だが、大人が足を伸ばして寝ることができる。3列目シート部分横にUSBコンセントも用意されているから、ゴロリと寝たまま長い充電コードを取りまわすことなく、スマホの充電が可能になるから便利すぎる。

 よって、大柄な人の車中泊ならCX-8がベスト、それほど大柄でないならCX-5でも車中泊カーとして適切ということになる。残念ながら、それ以外のマツダのクロスオーバーモデルにベッドクッションなどは用意されないが、しかし、例えばスタイリッシュすぎるクロスオーバーSUVと言えるCX-30でも、アウトドアに繰り出すことは可能だ。つまり、車内で寝るではなく、タープやテントを駆使してCX-30の室内をそのベース基地と考えれば、テント+αの車外泊(?)ができるというわけだ。テントだけより快適なことは言うまでもない。

CX-8に純正のベッドクッションを敷くとかなり大きな寝床になる

CX-30以下は浮いた資金でテントやコテージを活用

 いや、ちょっと待てよ。発想を変えて、どうしても車中泊したい……というわけではないのなら、CX-30がベッドクッションとウインドシェード(サイド/リヤ)、フロントウインドウ用サンシェードに対応していないことを逆手に取るのはどうだろう。その総額13万5300円分を、アウトドアフィールドの格安素泊まりコテージの滞在用資金に転用すれば、ふたりで年間1泊×6回分ぐらいの、CX-30で行くアウトドアの宿泊料金となるかもしれない。もちろんCX-8、CX-5でも同じことが言えるのだ。

スタイリッシュなCX-30は車外泊やコテージ泊と割り切ろう

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  • CX-5の後列を倒せば大柄な人でなければ余裕で車中泊できる
  • 昨年末の年次改良で追加された「CX-5フィールドジャーニー」
  • CX-5用の純正アクセサリー、上がベッドクッション、下がウインドシェード
  • CX-8に純正のベッドクッションを敷くとかなり大きな寝床になる
  • スタイリッシュなCX-30は車外泊やコテージ泊と割り切ろう
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