大柄な人ならゆったりしたCX-8がベスト
CX-8の場合、2/3列目席の格納が前提だが、大人が足を伸ばして寝ることができる。3列目シート部分横にUSBコンセントも用意されているから、ゴロリと寝たまま長い充電コードを取りまわすことなく、スマホの充電が可能になるから便利すぎる。
よって、大柄な人の車中泊ならCX-8がベスト、それほど大柄でないならCX-5でも車中泊カーとして適切ということになる。残念ながら、それ以外のマツダのクロスオーバーモデルにベッドクッションなどは用意されないが、しかし、例えばスタイリッシュすぎるクロスオーバーSUVと言えるCX-30でも、アウトドアに繰り出すことは可能だ。つまり、車内で寝るではなく、タープやテントを駆使してCX-30の室内をそのベース基地と考えれば、テント+αの車外泊(?)ができるというわけだ。テントだけより快適なことは言うまでもない。
CX-30以下は浮いた資金でテントやコテージを活用
いや、ちょっと待てよ。発想を変えて、どうしても車中泊したい……というわけではないのなら、CX-30がベッドクッションとウインドシェード(サイド/リヤ)、フロントウインドウ用サンシェードに対応していないことを逆手に取るのはどうだろう。その総額13万5300円分を、アウトドアフィールドの格安素泊まりコテージの滞在用資金に転用すれば、ふたりで年間1泊×6回分ぐらいの、CX-30で行くアウトドアの宿泊料金となるかもしれない。もちろんCX-8、CX-5でも同じことが言えるのだ。