心許ない車載工具にプラスして積んでおきたい工具とは
最近の車載工具といえばお寒い限りだ。スバルがドライバーを積んでいるのは例外として、基本的にはジャッキ以外の工具はなし。その昔はスパナ/プライヤー/ドライバー/クルマ止めなど、その場で簡易修理ができるぐらいは積まれていた。
まったく自分でやらないし、なにかあったらすべてレスキューを呼ぶという方は別にして、DIY派やできるならその場でなんとかしたいと考えている方に向けて、積んでおいた方がいい工具を紹介しよう。
車載すべき工具01:十字レンチ
ホイールナットを外すためのL字レンチは積んでいるが、これだと少々作業性が悪い。やはり十字レンチの方が両手で使うので力が入れやすくて、効率もいい。かさばってジャマという場合は組み立て式のものを選ぶといいだろう。
車載すべき工具02:ビットタイプのドライバー
簡単なDIYでも威力を発揮するのがドライバーだ。回すだけでなく、引っ掛けたり、めくったりといろいろと使い道はある。フルセットで揃えると大変なので、先端を差し替えることでプラスにもマイナスにもなる、ビットタイプがオススメ。
車載すべき工具03:プライヤー(ラジオペンチ)
その昔は支点の部分が2段階で組み替えられるタイプが車載されていたが、ガタガタしたりしてあまり使い勝手は良くなかった。先端の尖ったラジオペンチがオススメ。細かい部分にも使えるし、針金などを切ったりもできる。
車載すべき工具04:メガネレンチ
気にしない人はいわゆる両側が開いたオープンスパナを使ってしまうが、応急的にはいいとしても基本的にはナメやすいので、できるなら避けたいところ。オススメは丸くてボルトやナットの頭にガッチリとはまるメガネレンチ。10/12/14/17/19mmあたりをカバーしていればとりあえずは問題ない。
車載すべき工具05:ボックスレンチ
これは一般向けというよりも、色々なことをやりたいDIY派向け。ボックスレンチはソケットレンチとも呼ばれるが、ハンドルに各サイズに合わせたソケットを差し込んで使う。さまざまなサイズに対応できて、かさばらないのがメリットだ。ラチェットになっているので素早く回転させられる。
車載すべき工具06:工具セット
以上はバラで揃えた場合だが、カー用品店やホームセンターでは数千円で一式が揃った工具セットが売られている。クオリティはそれなりだが、かといってダメというわけでもなく、緊急用ならまったく問題なし。ケース入りでジャマになったり、バラバラにならないのはメリット。
以上が車載しておくといい工具として紹介したが、番外的に工具以外で積んでおきたいものを紹介しよう。
車載すべき工具以外のアイテム:
養生テープ/軍手/新聞紙/結束バンド
テープやバンドは簡易的に固定するのに役立つ。軍手はかなり重宝するし、新聞紙も地面に敷いたり、汚れたものを包んだりできるなど使い道はいろいろだ。備えあれば憂いなし。万一のトラブルを想定して、ここで紹介した必要最低限の工具をしっかり車載しておきたい。