2022年秋にはホテルとミュージアムが開業予定
トヨタ自動車、富士スピードウェイ、東和不動産（4月27日に「トヨタ不動産」へ改名予定）の3社は4月6日に記者会見を開き、静岡県小山町において「富士モータースポーツフォレスト」プロジェクトを推進すると発表した。
新東名小山スマートIC（予定）からすぐの体験型複合施設
この「富士モータースポーツフォレスト」は、国際サーキット「富士スピードウェイ」を中心に展開。上質な宿泊施設「富士スピードウェイホテル」、時代を象徴するレーシングカーを展示する「富士モータースポーツミュージアム」、国内有数のレーシングチームのガレージ、より多くの人が立ち寄れる温浴施設、レストランなど、大人から子どもまでモータースポーツ文化を体験できる「未来のモビリティ・モータースポーツの街」を創出するという。
将来、新東名高速道路が開通した暁には、小山パーキングエリアに設けられるスマートインターチェンジに隣接したこのエリアは、グッとアクセスしやすくなる。御殿場プレミアム・アウトレットや山中湖といった観光スポットともそれぞれクルマで約20分というロケーションで、宿泊でも日帰りドライブでも楽しめる、体験型複合施設となる予定だ。
富士スピードウェイの周囲に新たに加わっていく施設の概要は以下のとおり。
富士スピードウェイホテル
日本初上陸ブランド「アンバウンド コレクションby Hyatt」として開業する「富士スピードウェイホテル」。スイートルーム21室とヴィラ5室を含む全120の客室を備え、眼前に迫るサーキットビューと富士山ビューを楽しめる。2022年秋に開業予定。
富士モータースポーツミュージアム
上記ホテルの1階～3階には、トヨタ博物館監修の「富士モータースポーツミュージアム」が併設される。国内外のメーカー各社の協力により、時代を象徴するレーシングカー約40台が展示され、ゆっくり見学することができる。こちらも2022年秋の開業予定だ。
レーシングチームのガレージが集まるエリア
普段は見ることができないプロレーシングチームのガレージ特別見学ツアーや、メーカーファクトリーなどのイベントを楽しめる。ドライバー、エンジニア、メカニックの動きを間近に感じることができる体験は、クルマ好きの大人はもちろん、子どもたちにとっても忘れられない体験になるはず。2023年以降、さらに多くのレーシングチームのガレージなどが順次、開業予定とのこと。
温浴施設・レストランなど
近隣の観光スポットからの帰りにも、気軽に立ち寄れる温浴施設やレストランなども構想中だという。「フォレスト」でのモビリティ・モータースポーツの体験を楽しみながら、ゆっくり滞在してくつろげる場づくりを目指すとのことだ。
