実例3:プライベート工場で仲間の愛車までサポート
都内に住んでいるMさんは、長きにわたってジャバラ式の簡易車庫(エアコンおよびストーブを設置)にて愛車イジリを楽しんできたが、並列で2台収納でき、外にもう1台置ける理想的な土地を見つけたことにより、がっつりとした整備を実践できる本気のガレージを設けた整備好きだ。
地下ピットまで存在しているMさんのガレージは1995年に建てられたもので、梁にホイストクレーンやチェーンブロックを掛け、エンジンを吊り下げることができる重量鉄骨造になっている。普段は落下しないように木製の板で塞いでいる地下ピットは、Mさんが立って作業できる深さになっており、使い勝手がいい。
「愛車の整備は、基本的に自分でやります。ベアリングを交換するとか、さすがに、そういう作業はプロに頼みますけどね。ユーザー車検は、すでに90回以上経験しました。自身のクルマだけでなく、友人たちの愛車もサポートしているからです。地下ピットがあったりするのは、そういう事情があるからなんです」
ご自身の愛車をメンテナンスするだけでなく、クルマ仲間から整備を依頼され、各国の趣味車が入庫してくることがあるため、キャスター付きで移動させやすいツールワゴンにMさんが収納している工具類は、アマチュアのモノとは思えないほど充実しているのであった。