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腕を磨くなら「セカンドカー」の導入が理想! たった50万円で買えるサーキット練習車5選

50万円で買えるサーキット練習車

コストを抑えながら遊べるサーキット練習機のお薦めモデルとは

 ノントラブルでサーキットから帰るに越したことはないものの、全開で走らせるだけに事故やエンジンブローのリスクは避けられない。精神的なショックや修理にかかる費用はモチロン、通勤や通学にマイカーを使っている人にとっては、日常の足がなくなることによる弊害も大きいだろう。

 そこでサーキット専用の練習車があればリスクをひとつは減らせるし、街乗りの快適性をある程度は無視したカスタムも可能になる。というワケで車両価格だけじゃなく維持費の安さ、またチューニングパーツの豊富さも踏まえたうえで、練習マシンにピッタリな車種をセレクトしてみた。

50万円で狙えるサーキット練習機01:
「2代目スイフトスポーツ(ZC31S型)」

 まずは2代目スイフトスポーツだ。軽自動車のプラットフォームを採用した初代から大幅に進化して、1500ccのエンジンは125psとほどよいパワーが与えられ、車重も5速MTで1060kgとフットワークの良さは想像通り。モータースポーツでもさまざまなカテゴリーで活躍し、パーツを探すのにもセッティングのデータにも困ることない。

50万円で狙えるサーキット練習機02:
「3代目マーチ(K12型)」

 続いては3代目マーチのスポーツグレードに該当し、オーテックジャパンの手でチューニングされた12SRだ。トランスミッションは5速MTのみというスパルタンなラインアップで、CR12DEエンジンはピストン/カム/バルブスプリングなどを変更。さらにECUやエキゾーストシステムも専用品が与えられ、最高出力108ps/最大トルク13.7kg-m(のちにパワーのみ110psへと変更)を誇っていた。

 ほかにも捻り剛性を高めたボディや引き締められたサスペンション、ホールド性を高めたスポーツシートに加えて本革ステアリングも採用。そのままサーキットに持ち込めるレベルの車両といっていい装備が揃っていた。

50万円で狙えるサーキット練習機03:
「2代目デミオ・スポルト(DY5W型)」

 サーキットで見かける機会は少ないかもしれないが、2代目のデミオスポルトもポテンシャルは十分に高い。ZY-VEエンジンは1500ccで最高出力113ps/最大トルク14.3kg-mを発揮させながら、5速MTとスポルト専用のダンパーやスタビライザーのおかげで、カタログスペック以上に軽快でパワフルな走りを実現。サーキットでの面白さとはあまり関係ないものの、ヴィッツをはじめとする同クラスのライバルに比べ、ボディが大きめで室内空間に余裕があるのも特徴であった。

50万円で狙えるサーキット練習機04:
「コルトラリーアート・バージョンR
(Z27AG型)」

 スペックや装備の面から非常にお買い得感が高いのはコルトラリーアートバージョンだろう。外装はランエボを思い起こさせるオーバーフェンダーにエアロバンパーを奢り、本格的な競技車のようなスポット増しによって補強されたボディが自慢。そしてターボを備えた1500ccのエンジンは最高出力163ps/最大トルク21.4kg-m(5速MTモデル)と、同クラスのコンパクトカーより戦闘力はワンランク上といえる。車両価格が安いという大前提からは大きく外れてしまうが、レカロのフルバケットシートなどが標準装備された限定車「レカロエディション」もラインアップされた。

50万円で狙えるサーキット練習機05:
「初代コペン(L880K型)」

 最後は軽自動車から初代コペン(L880K)を推したい。搭載されるJB-DETエンジンの最高出力は自主規制ギリギリの64psで、4気筒エンジンならではのフィーリングに惚れたユーザーも多い。また低い重心から生まれる回頭性の良さは特筆すべきレベルで、車重が800kg~と現行モデル(LA400K型)より50kgも抑えられている点も魅力。サーキットでの人気がいまだ衰えていないだけに、チューニング済みの中古車も多く出まわっている。

 以上が50万円を基準としたサーキット専用車の候補車たちだ。いずれも自動車税や燃費を含めた維持費がリーズナブルで、2台目として所有しやすく年式も極端に古くないモデルを選んでみた。もっともサーキット走行による負荷は想像している以上に大きく、それなりのメンテナンスが欠かせないことは心に留めておきたい。

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