5:照明選び
テント泊のキャンプは明るい時間だけでなく、夜間に対する準備も必要です。最近ではLEDを使った照明器具や雰囲気のあるオイルランタンなども人気ですが、テント泊の場合には照明器具を使い分けるのがコツ。雰囲気のあるガソリンランタンやオイルランタンはテントサイトを照らすのに向いていますが、密閉されたテント内では一酸化炭素中毒を防ぐためにも、燃焼系ではないLEDランタンを用意することをおすすめします。
また、LEDランタンは虫が好む紫外線を発生しないこともあり、食事をするテーブルなどにも最適。虫が飛び交うテーブルで食事をするのは苦痛ですし、虫嫌いの子どもや女子とともにする場合には、有効な照明器具になるはずです。話は戻りますがオイルランタンはホームセンターなどでも販売されており、価格も2000円程度で手に入れることが可能。アウトドアの定番として人気が高いコールマンのガソリンランタンは、2万円程度で販売されています。
まとめ:キャンプビギナーは緩急をつけた道具選びが大切!
今回はキャンプを始めたいと考えるビギナー向けに話を進めてきましたが、キャンプは十人十色の趣味の世界。これが正解という答えがないのも事実です。潤沢な予算があるのなら高価なアイテムを揃えてしまうのもありですが、計画的に良いモノを選びたいのであれば、必要なアイテムからコツコツと揃えていくのも良いでしょう。
しかし、間違ってほしくないのは「キャンプ道具は価格では判断できない」ということ。確かにテントやシュラフなど、機能性が求められるギアでは価格と性能が比例する傾向がありますが、脇役的存在の食器や調理器具などは価格と性能が比例しない場合も少なくありません。
例えば高価なスキレットとお手ごろなスキレットではそれほどの差は無く、フライパンや鍋などはアウトドア用の高価なクッカーセットよりも、自宅で使っているティファール(取っ手が取れるタイプ)を持ち込んだ方が、効率も良く調理をしやすいこともあるのです。
これからキャンプを始めたいのであればお金を掛けるべきアイテムには妥協せず、サブ的なアイテムは100円ショップで揃えても十分だということを覚えておきましょう。