ラゲッジはやや小さめだが車中泊も不可能ではない範囲
アウトドアと言えば、アウトドア用品の積載性も気になるところ。実車での計測では、開口部地上高720mm(開口部段差なし)、フロア奥行き975mm、フロア幅970~1440mm、天井高775~825mm(フロアボード位置による)。床下収納あり。この広さはトヨタRAV4のラゲッジスペースより狭いことになるのだが(同665mm、1020mm、1150~1345mm、805mm/フロアボードの位置による)、これはパッケージングの考え方として、RAV4がラゲッジスペース優先、bZ4X&ソルテラが後席居住性優先……という違いもあるからだと推測できる。
もっとも、後席使用時のラゲッジスペースのフロア奥行きは975mmでしかないものの、後席を格納すればほぼフラットな拡大フロアが出現。身長によっては車中泊も不可能ではない(格納した後席ヘッドレストを逆付けすれば枕代わりになり、その分ベッド長が伸びる)。
ソーラールーフパネル装着モデルも設定される
bZ4X&ソルテラのアウトドアでの使い方の注意点としては、やはり、HVやPHV(PHEV)と違い、バッテリーだけが動力源のため、充電設備がある、あるいは近くにあるアウトドアフィールドを選ぶことだ。それならば、bZ4X&ソルテラのアウトドア適性は大きく高まる。
逆に充電設備まで遠い、あまりにも僻地なアウトドアフィールドへ何も考えずに(充電プランなしに)向かうのは、いかに大容量バッテリーを積んでいても、リスクが大きすぎるとも言える。アウトドア派なら、クリーンエネルギーのソーラー充電ルーフを装着するとより安心かもしれない(1年間で1750km走行分の電気が充電可能/名古屋の日射によるメーカーテスト結果)。