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日本と欧州の「ヤン車」は似て非なるもの!? おしゃれ感が漂う「カフェレーサースタイル」って何?

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TEXT: 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)  PHOTO: 高桑秀典/BMW/STELLANTIS/Auto Messe Web編集部

レースへのリスペクトと「やりすぎない」小粋さがポイント

 さて、4輪の方のクラシックカーにおけるカフェレーサーだが、やはり明確な定義はないため、バイクのそれと同じように「レーシーに仕立てるのがカスタムの流儀」ということになる。つまり、走りに特化したクルマにするのが定番のスタイルだと言え、コーナリング性能を高めるために車高を下げてサスペンションを硬くし、軽量ホイールやハイグリップタイヤを奢るわけだ。

オーバーフェンダーでトレッドを拡大するのはクラシックミニの王道カスタム

 バイクにおけるカフェレーサーは「虚飾を排する」こともヨシとしていたので、クラシックカーの場合もバンパーや遮音材などを外すことが行われ、これは結果的に車体の軽量化につながっている。また、動力性能をアップするために、キャブレターの数を増やしたり、排気効率のいいマフラーに交換することも日常茶飯事だ。

バンパーなど余計な要素をなるべく排する

 内装では、ステアリングホイールを操作しやすいモノに交換し、バケットシートを装着してもいいだろう。外装では、往年のレースカーを参考にしながらゼッケンサークルを貼り、クルマによってはオーバーフェンダーやチンスポイラー、リヤウイングを装着してもカッコイイはずだ。

貴重なジャガーEタイプのカフェレーサー

無論どの国のクルマでもカフェレーサーになれる!

 イギリス発祥のカスタマイズスタイルなので、2輪、4輪とも英国車をベースとして楽しむ傾向が強いが、もちろん、イタリア、フランス、ドイツ、日本、アメリカで生産されたクラシックカーをカフェレーサーにしてもいい。自分のセンスを反映した「ちょっとヤンチャで小粋なレーサー」を構築してみてはいかがだろうか。

 何事もヤリすぎは禁物なので、くれぐれも各メーカーのヘリテージをうまく活用するカタチでのモディファイを実践していただきたい。

そのブランドのレースの歴史へのリスペクトがあれば立派なカフェレーサー

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  • ストライプにゼッケンサークルがバリっと決まったジネッタ
  • 貴重なジャガーEタイプのカフェレーサー
  • オーバーフェンダーでトレッドを拡大するのはクラシックミニの王道カスタム
  • バンパーなど余計な要素をなるべく排する
  • そのブランドのレースの歴史へのリスペクトがあれば立派なカフェレーサー
  • 60年代のロンドンでACE CAFEに集っていた「ロッカーズ」
  • 走りに特化したカスタムが好まれた
  • レースへのリスペクトが大事なポイント
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  • 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)
  • 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)
  • 本業はフリーランスのライター兼エディター。1998年に買ったアルファ ロメオGT1600ジュニア(通称:水色号)を現在も愛用しており、すでに総走行距離が30万8000kmオーバーとなっている(2022年4月中旬現在)。クラシックカーラリーに水色号で参戦取材することがライフワーク(?)となっており、群馬をホームタウンとして開催されている「スプレンドーレ」では、柴犬を“ワン・コドライバー”、秋田犬を総監督として挑んでいる。全国各地に水色号でお邪魔しているので、これからも走行距離が順調に伸びる予定。
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