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サーキットも走りたいけど家族がいる! まるっと解決できる4ドア本格スポーツカー4選

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TEXT: 加茂 新(KAMO Arata)  PHOTO: 加茂 新/マツダ/本田技研工業/Auto Messe Web編集部

ホンダ・インテグラタイプR(DB8)&シビックタイプR(FD2):確かにドアは4枚ある!

 子どもが生まれて奥さまに「4ドアのクルマにしてほしい」と言われて、ある日新車の「インテグラタイプR」(DB8)に乗って帰ったら「そういうことじゃないのよ!」と激怒されたという、某レーシングドライバーもいる。たしかに「DB8」はインテグラタイプRの4枚ドアバージョン。2枚ドアは「DC2」として大ヒットした名車である。

 いまでも信じられないほどのパンチ力とパワーを持つ「B18」型エンジンを搭載したインテグラは、その切れ味あるハンドリングで人気を誇った。

1995年に発売されたインテグラタイプRは4ドアハードトップ(DB8型)をラインアップしていた

 その後継とも言えるようなモデルが「シビックタイプR」(FD2)だ。こちらもパワフルな「K20」型エンジンを4枚ドアボディに搭載。この型のタイプRはすべて4枚ドアボディだった。当時のファミリーカーであるシビックがベースでボディはほぼそのままだったので、後部座席も広く、使い勝手は良かった。

 しかし、速さを手に入れた足まわりは純正とは信じられないほどハードなセッティング。ファミリーカーとしての職務を果たすにはいささか硬すぎたといえるだろう。アフターパーツメーカーのソフトなサスペンションが売れに売れたという事実からも、ちょっとやりすぎ感はあったが、ファミリーカーでありスポーツカーでもあったと言える。

2007年に登場の3代目シビックタイプR

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  • 2017年からの現行型スイフトスポーツは実用性も高い上にアフターパーツも充実
  • 家族も問題なく乗ることができる
  • ロータリーエンジンを積んだ最後の市販車として唯一無二の魅力がある
  • 観音開きのサイドドアで後席の乗り降りもしやすい
  • 1995年に発売されたインテグラタイプRは4ドアハードトップ(DB8型)をラインアップしていた
  • 2007年に登場の3代目シビックタイプR
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  • 加茂 新(KAMO Arata)
  • 加茂 新(KAMO Arata)
  • チューニングライター。1983年生まれ。父が初代VWゴルフ、シトロエンBX、ZXなどを乗り継いでいた影響で16歳で中型バイク(ZRX400)を購入し、大阪芸大時代にAE86を購入。卒業後はチューニング&ドラテク専門誌を15年間製作し(約2年の編集長を含む)、数多くのレースにも参戦。2021年春よりフリーランスとなる。過去には180SX、S15、NA8、SCP10、86前期&後期を所有。現愛車はAE86、GR86、ZC33Sスイフトスポーツ、CBR954RR。
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