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スポーツカーじゃないところが逆に個性的! かつて存在したコンパクト系オープンカー8選

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TEXT: 島崎 七生人(SHIMAZAKI Naoto)  PHOTO: 島崎 七生人

キャンバストップがオシャレだったフォード・フェスティバ

 大開口のキャンバストップを備えたクルマとしては、1986年にデビューしたフォード・フェスティバが有名だ。カタログでも謳われていたが、日本初だった電動スライディング式キャンバストップはスイッチ操作ひとつで後方に畳まれて、開放感溢れる頭上空間が楽しめたというもの。

フォード・フェスティバのイメージ

 ウインドウディフレクターも備えたため、フルオープン時の室内への風の巻き込み、ドラミングも少なく、高い快適性が保たれていた。カーゴルームにセットして座れる折り畳み式のレジャーベンチ、巨大なチャウチャウ犬のぬいぐるみなど、遊び心にあふれたオプショナルアイテムも用意されていた。

フェスティバのオプション

開閉方法も特徴的だったオートザム・レビュー

 フォード・フェスティバと同様にマツダ製のコンパクトカーとして人気を集めたのが、オートザム扱いのコンパクトカー、レビューだった。このモデルにはフェスティバと同様にキャンバストップ仕様車の用意があった。

レビューのイメージ

 しかもユニークだったのが、“3Way電動スライド式キャンバストップ”と名付けられたそれは、ソフトトップを後ろ寄せ、前寄せ、中央止めと任意のパターンで開けておける仕組みだったこと。開閉スイッチは前席だけでなく後席部分にも備え、後席からの操作をキャンセルするパワーカットスイッチなども用意し、安全性にも万全を期していた。

レビューのルーフの開け方

スズキ・キャロルや日産マーチにも用意された

 また“レビュー似”の同世代の軽自動車・キャロル(1989年)にも、一丁前(!)に同様の電動キャンバストップ仕様の用意があった。どのクルマもオープンの開放感とともに気持ちの贅沢を味わわせてくれるクルマたちだった。

キャロルのオープン

 それと日産マーチ(マイクラ)にも、2世代に渡ってオープンモデルを設定。2世代目のマイクラC+Cでは、電動メタルトップが採用されていた。

マイクラC+Cのイメージ

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  • シティのカラバリ
  • シティのルーフ開閉方法
  • ヴィヴィオのオープンモデル
  • X-90のイメージ
  • WiLL Viのオープンイメージ
  • フォード・フェスティバのイメージ
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  • レビューのルーフの開け方
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  • 島崎 七生人(SHIMAZAKI Naoto)
  • 島崎 七生人(SHIMAZAKI Naoto)
  • 1958年生まれ。大学卒業後、編集制作会社を経てフリーランスに。クルマをメインに、写真、(カー)オーディオなど、趣味と仕事の境目のないスタンスをとりながら今日に。デザイン領域も関心の対象。それと3代目になる柴犬の飼育もライフワーク。AMWでは、幼少の頃から集めて、捨てられずにとっておいたカタログ(=古い家のときに蔵の床が抜けた)をご紹介する「カタログは語る」などを担当。日本ジャーナリスト協会会員、日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。
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