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意味ナシの「水抜き剤」とはワケが違う! いまどきのガソリン添加剤が有能だった

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TEXT: 加茂 新(KAMO Arata)  PHOTO: 加茂 新/Auto Messe Web編集部

サーキット走行で頼もしい「パワーアップ系」

 パワーアップ系添加剤は、その名の通り、入れることでエンジンパワーを高めることが狙いのもの。ノッキング性能が高いので、着火しにくい(高負荷)状態でもノッキングしない→点火時期なども学習機能でリタードせずに進む→出力がアップする、という図式である。

 こういった性能はこれまで、専用のガソリンが販売されていた。レースガソリンやドラッグガスと呼ばれ、サーキットを走る本気組やドラッグレースに参加する人が入れていた。現在も販売されているが、そもそもガソリン自体を運ばないといけないことが面倒。さらに価格が1リットル1000円以上と高価で、普通に使うには現実的ではなかった。

 ところが、最近増えたパワーアップ系添加剤は、ガソリンタンクに入れるだけでオクタン価をアップさせるものが多い。サーキット走行前にノッキングによるダメージから守る保険と、パワーアップを兼ねてタンクに入れるだけでOKである。

サーキット走行するときはパワーアップ系ガソリン添加剤を使うといい

デメリットは特になく安定して性能を発揮する

 オイル添加剤に比べてガソリン添加剤は、入れる相手のガソリンが数種類に絞られるので安定した性能を出しやすい。それだけに有名パーツメーカーなどからも多くの種類が発売されている。サーキット走行時のパフォーマンスアップや保険として入れてもいいし、長距離ドライブ時にクリーン系のガソリン添加剤を入れるのも効果を発揮しやすい。春のドライブのお供にもピッタリだ。

エンジンオイル添加剤よりも安定した性能を期待できる

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  • ガソリンタンクに入れるだけの燃料添加剤にはどんな効果があるのか
  • 近年は錆びる心配のない樹脂製ガソリンタンクが増えている
  • 以前はハイオクガソリンに元々クリーニング効果があるから不要と言われていたが、2020年の虚偽宣伝問題からそれが疑わしくなっている
  • サーキット走行するときはパワーアップ系ガソリン添加剤を使うといい
  • エンジンオイル添加剤よりも安定した性能を期待できる
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  • 加茂 新(KAMO Arata)
  • チューニングライター。1983年生まれ。父が初代VWゴルフ、シトロエンBX、ZXなどを乗り継いでいた影響で16歳で中型バイク(ZRX400)を購入し、大阪芸大時代にAE86を購入。卒業後はチューニング&ドラテク専門誌を15年間製作し(約2年の編集長を含む)、数多くのレースにも参戦。2021年春よりフリーランスとなる。過去には180SX、S15、NA8、SCP10、86前期&後期を所有。現愛車はAE86、GR86、ZC33Sスイフトスポーツ、CBR954RR。
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