ホイール交換はハンドリング性能にも直結
副産物があるメニューといえばホイールも。スポーツ走行向けのホイールは製法もデザインも軽さにこだわっており、サイズを上げたのに重量はノーマル以下で収まっている製品も珍しくない。
もし現状で履いているタイヤとホイールがパワーに対して明らかにバランスが悪く、ノーズが入りにくく向きが変わらなかったり立ち上がりの加速が鈍いなら、思い切ってサイズを下げてみれば軽量化にも繋がり一石二鳥となる可能性がある。
ドライバー自身の軽量化も大事
最後はドライバー自身だ。上でガソリンが満タンと半分では22.5kgの差があり、それを別の方法で削ぎ落とすのは困難と述べたが、ドライバーの体重にもまったく同じことがいえる。改造範囲が狭く戦闘力が横並びのワンメイクレース、とくに車体の軽いコンパクトカーでは影響が大きい。もっともサーキットを走る体力まで落ちてしまったり、空腹で集中できないのはマイナスにしかならないので、運転に支障が出るような過度なダイエットはご法度だ。