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いまやクルマも音楽は「ストリーミング再生」時代! いい音で聞くならまず「音源」が重要だった

投稿日:

TEXT: 石田 功  PHOTO: 石田 功/Auto Messe Web編集部

お気に入り曲をダウンロードする時は圧縮率をチェック

 ストリーミング・サービスは配信している音楽を使用する権利に使用料を払うということ。つまり音楽を購入するのとは違って、ストリーミング・サービスを解約すると音楽は聴けなくなるし、なんらかの事情で配信側が配信を停止した場合も楽曲が聴けなくなるのだ。例えばピエール瀧が逮捕されたあと、一時期電気グルーヴの楽曲がストリーミングでは聴けなくなったように。

 となると、お気に入りの大切な曲は購入して音源そのものを持っていたいもの。その場合、MP3やAAC、WMAなどの圧縮音源ならできるだけ圧縮率の低い音源で持っていたいし、できることなら録音時のクオリティと同等のハイレゾ音源をダウンロードしたい。圧縮率を見分けるのが「ビットレート(kbps)」。この数字が大きいほど、圧縮率が低いということだ。音楽を聴くなら最低でも128bps、できれば320kbpsでダウンロードしておきたい。

ストリーミングは好きな曲がいつまでも聞ける保証はない

長期的に手元に置いておくなら「ハイレゾ音源」

 一方のハイレゾ。今、レコーディング現場ではほとんどがコンピュータを使ったハイレゾ録音で、ハイレゾ音源はレコーディング現場そのもののクオリティの音源が入手できるということ。CDの場合は、CDというメディアに収めるために、人間の可聴帯域と言われる20Hz~20kHzをクリアする16bit/44.1kHzというフォーマットに変えて収録しているため、ある意味では圧縮音源のひとつでもあるといえる。

 それに対してハイレゾは人間の可聴帯域を超える音で収録されている。聴こえないのに意味あるの? ということなかれ。高域は聴こえなくても気配として感じることができるし、なにより中域や低域の音の滑らかさや密度感が段違いに異なるのだ。

 今後、長い間、大切に所有しておきたいと思う音源であれば、その時点でもっとも優れたクオリティのものを入手しておきたいもの。そう考えたときに、現時点ではハイレゾ音源を入手するのがベストだ。

10年後やさらにその先のことを考えればハイレゾ音源一択

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  • スマホなどと連携して車内で音楽を楽しむスタイルが普及してきた
  • 様々なストリーミング・サービスがある
  • ストリーミングは好きな曲がいつまでも聞ける保証はない
  • 10年後やさらにその先のことを考えればハイレゾ音源一択
  • スマホを連携できる「ディスプレイオーディオ」機能を搭載するクルマも増えている
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