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「スプリンター」「セレス」「ルミオン」! 「カローラ名前は偉大なり」がわかる派生車5台

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TEXT: 島崎 七生人(SHIMAZAKI Naoto)  PHOTO: 島崎 七生人

カローラFX

 さらに1984年には、同じ2BOXながらカローラ系をベースに(カローラIIはひとクラス下のターセル/コルサの兄弟車だった)4A-GELU型1.6L・DOHC搭載のGTを設定するなど、高性能、上質を訴求して登場したのが初代のカローラFX。“ちょっと気どった2BOX上級生”が、カタログを開くとまず目に飛び込んでくる、このクルマのキャッチコピーだ。

カローラ・ランクス

 カローラFXは3世代続いたあと、2001年にランクスにその役割を引き継いだ。カローラ・ランクス

カローラ・ルミオン

 2BOXハッチバック系ではほかに、2007年に登場したルミオンがある。カローラ・ルミオン

カローラ・セレス

 また1992年に登場した個性を主張するモデルにセレスがあった。このモデルはカローラのハードトップの系譜に置かれたモデルで、1315mmの低全高でスタイル重視、ほかでもない大人気車種だったカリーナEDの流れをくむモデルだった。カタログにはとくに目を惹くキャッチコピーは使われてはいないが、まさしくクルマのスタイリングそのもので訴求とばかりに、見開きで外観写真を大きく扱ったページが最初から続く。

カローラ・フィールダー

 他方でカローラの基本のセダンとワゴンも、時代の流れに沿って、サブネームが与えられるようになる。最初にサブネームが与えられたのがワゴンで、2000年に登場したモデルからフィールダーの名に。カローラ・フィールダー

カローラ・アクシオ

 セダンは2006年からアクシオとなった。カローラ・アクシオ

カローラ・スパシオ

 それともう1台、1997年に初代が登場し、2001年に2代目へと繋がったスパシオも、カローラの派生車として見逃せない1台だった。初代はカローラ系では初の多人数乗車のミニバン型のモデルとして登場。2-0-2の4名乗りと、2-2-2の3列シートの6人乗りを設定。

 シートアレンジにはスライド、チップアップをはじめ、セカンドシートはクッション前部をリフトアップさせて、ワンタッチでジュニアシートにも切り替えられる機構を採用。当時のミニバンブームに応える形で市場投入された。意外にも歴代カローラの派生車でミニバンタイプのクルマはこのスパシオのみだったが、カローラらしい家族思いの装備、機能が盛り込まれたクルマだった。

カローラクロス

 ……そして2021年に、意外にもカローラでは初のSUVとして登場したのがカローラクロスだった。果たしてこれからの激動の時代にカローラがどんな手を打って派生車を登場させてくるのかも楽しみだ。

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  • 島崎 七生人(SHIMAZAKI Naoto)
  • 島崎 七生人(SHIMAZAKI Naoto)
  • 1958年生まれ。大学卒業後、編集制作会社を経てフリーランスに。クルマをメインに、写真、(カー)オーディオなど、趣味と仕事の境目のないスタンスをとりながら今日に。デザイン領域も関心の対象。それと3代目になる柴犬の飼育もライフワーク。AMWでは、幼少の頃から集めて、捨てられずにとっておいたカタログ(=古い家のときに蔵の床が抜けた)をご紹介する「カタログは語る」などを担当。日本ジャーナリスト協会会員、日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。
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