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オートマが凄いのは知ってたけどまさかココまで! 圧倒的実力の2ペダルスポーツモデル4選

ATのイメージ

輸入車の名だたるスポーツカーは2ペダル化が進む

 今や、世界のスポーツカーは2ペダルだらけ!! レースもほぼすべて2ペダル!! ならば、われわれも2ペダルでスポーツしようじゃないか!! オススメ車種とチューニングをピックアップしたので紹介していこう。

スズキ・スイフトスポーツ(現行型)

 先代のCVTはスポーツ走行では不評だったスイフトスポーツ。現行型は6速ATとなり、その変速レスポンスはなかなか鋭い。変な癖もなくパドルシフトで小気味よく走れるので、ATでサーキットも十分楽しめる。ワインディングならもちろん、なんの不満もなし。

 チューニングへの対応力もなかなかで、ブーストアップはおろかタービン交換でも問題なし。北海道のショップ「クルーズ」ではATでデモカーを作成。オリジナルタービンで約200psを発揮し、十勝クラブマンコース1分38秒。筑波1分7秒1をマークしている。

 問題点はズバリ、LSDが無いこと。FFなのでAT内にディファレンシャル機構があるため、後述する86/BRZのように簡単にLSDが組み込めない。というか、現時点でAT車用のLSDというものが存在していないのだ。それでもしっかりと路面を捉えるサスペンションがあれば、大きなサーキットではほとんど問題なし。むしろ、タイトターンが多いミニサーキットでトラクションが足りなく感じる。それ以外は2ペダルでもまったく問題なしだ。

日産GT-R&三菱ランサーエボリューションX

 どちらも2ペダルスポーツカーとして生まれたクルマ。変速を極限まで速くするため、クラッチをふたつ持ったツインクラッチシステムで、1速で走行時にはもう2速が準備していてすぐにシフトアップできる。どちらもパワーアップにも対応していて、本格的なスポーツ走行も可能だ。

 しかし、いかんせん車両が高価なのと、ミッション自体も高い。R35ではミッションにトラブルが発生して交換となると、100~200万円必要になることも多い。ランエボXはそもそも年式が古い割に中古車価格が高騰していて、ちょっとオススメできないほどの車両価格になってしまっている。

 R35用ミッションはハイパワーに対応する強化パーツが存在。ランエボX用にも強化フェーシングなどがあり、ハイパワーにも対応可能だったが、それなりの費用は必要。かなりの覚悟は必要だが、スーパーGTマシンのような素早いシフトアップ、シフトダウンが楽しめる貴重な存在だ。

初代トヨタ86/スバルBRZ

 不動の人気の86/BRZ。6速MTが定番だが、じつは6速ATもオススメ。レクサスIS Fの中身が流用されていると言われるオートマは素早いシフトが特徴だ。シングルクラッチのオーソドックスな機構だが、さすがはIS F譲りとあって、十分スポーツな雰囲気を感じられる。

 チューニングに関しては、じつは過給器チューンにも対応できるのがAT。86/BRZのミッションといえば、6速MTは決してタフではなかった。ノーマルが約200psで、スーパーチャージャーやターボを後付け可能。それらを取り付けると300psも可能だったが、ミッションの許容馬力が300ps前後でトラブルが起きやすかった。

 ところがオートマはIS Fからの流れもあって全然大丈夫。350psでも滑ることもなく、ブローすることもなく問題なく使える。とくにトルクの出方が穏やかなスーパーチャージャーと組み合わせれば、ピークパワーは400ps程度でも問題ないという。エンジンが400psくらいまで持つだけに、その本来の性能をフルに発揮できるのは実はATとの組み合わせなのだ。

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