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なんといまでも生産していた! 「エクイップ」「ロンシャン」「アパッチ2」オヤジ感涙の昭和の人気ホイール7選

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TEXT: 佐藤 圭(SATO Kei)  PHOTO: タナベ/Auto Messe Web編集部

憧れのホイールは今でも手に入る!

 衰える気配のない1980~1990年代のスポーツカー人気。憧れの名車を手に入れたらカスタムしたくなるのは必然で、その第一歩というべきアイテムが足もとを飾るホイールだ。サーキットをガンガン攻めるなら性能重視で最新のホイールもいいが、往年の雰囲気を大切にするユーザーはホイールも当時モノで揃えたい。

 でも20年や30年も前のホイールなんて絶版になっているのが当然だろうし、キレイな中古品はプレミアが付きとんでもない高値になっていそう。ところが調べてみると現在も生産しているホイールや、基本的なデザインを継承しつつ復刻したホイールが、意外なほど多くラインアップしていることが判明した。

レーシングサービスワタナベ:8本スポーク

 代表格は1968年に発売と50年を超える歴史の、レーシングサービスワタナベの『8スポーク』だ。S30フェアレディZやハコスカといった同年代の旧車はモチロン、少しあとの世代になるKP61やAE86などのライトウェイト、さらに新しいS13系のシルビア/180SXともよくマッチする。シンプルながらほかにないオリジナリティあるデザイン、幅広いサイズ設定が超ロングセラーたり得た理由だろう。レーシングサービスワタナベ:8本スポーク

SSR:スピードスターシリーズ

 定番中の定番でいうならSSR「スピードスター」シリーズもある。とくに知名度が高いのは1円玉とも称されるディッシュ形状の『MK-Ⅰ』だが、十字型の4本スポーツ『MK-Ⅱ』や十字を組み合わせた『MK-Ⅲ』を含めて販売中だ。SSRスピードスターMk.II

SSR:フォーミュラメッシュ

 同じくSSRではリバースリムも人気だった「フォーミュラメッシュ」が、サイズこそ16/18/19インチに限定されるもののカタログモデルとして現存。SSR:フォーミュラメッシュ

ワーク:エクイップ

 スピードスターと並ぶ人気だったワークの「エクイップ」シリーズでは、シンプルな4本スポークが特徴の『エクイップ01』が復刻している。1ピースから3ピースに変更されているがデザインは当時と変わらず、旧車に履かせても違和感はまったくない。なお昔の『エクセル』も『エクイップ02』として、以前のデザインを受け継ぎつつ復刻された。ワーク:エクイップ

ハヤシレーシング:ストリート

 ハヤシレーシングの『ストリート』も新品が販売されており、旧車だけじゃなくミニバンやクロカンでの装着例も多い。ハヤシレーシング:ストリート

コーリンプロジェクト:ロンシャンXR-4

 1990年代のドリフト界で一世を風靡した名作「ロンシャンXR-4」は、現在コーリンプロジェクトが販売。14/15インチのみではあるが、最大で12Jのディープリムがあり軽自動車や旧車で根強い人気だ。コーリンプロジェクト:ロンシャンXR-4

エンケイ:ネオクラシックシリーズ

 最後はエンケイの「ネオクラシック」シリーズ。往年のフォルムを変えることなく最新の技術でブラッシュアップし、1979年の『アパッチ2』や1982年の『メッシュ4』などを復刻。なかでも『アパッチ2』は1ピースと2ピースを個別に展開し、カラーも赤/黄/黒とボディとコーディネイトしやすい。エンケイ:ネオクラシックシリーズ

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  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 1974年生まれ。学生時代は自動車部でクルマ遊びにハマりすぎて留年し、卒業後はチューニング誌の編集部に潜り込む。2005年からフリーランスとなり原稿執筆と写真撮影を柱にしつつ、レース参戦の経験を活かしサーキットのイベント運営も手がける。ライフワークはアメリカの国立公園とルート66の旅、エアショー巡りで1年のうち1~2ヶ月は現地に滞在。国内では森の奥にタイニーハウスを建て、オフグリッドな暮らしを満喫している。
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