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ATには落ち着けず奥さんに懇願! シビック大好きオーナーこだわりの1台とは

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TEXT: 賀川 真弥(KAGAWA Shinya)  PHOTO: 賀川真弥

サーキット走行でいかに速く走るための足を“遠征してでも”追求する!

 オーナーのTサンは以前、DC2インテグラ(通称96spec)に乗ってサーキットを走る小僧だったが、結婚を機にATのフィット乗り換えてしばらくは大人しくしていたという。「でもすぐに飽きました(笑)。妻にはMT車に乗せて下さい!」と懇願。当初はタイプRを狙うも、「まためちゃくちゃいじるでしょ、と先読みされていたので、これに落ち着きました。今は奥さんにはノーマル車だよって言って乗っています(笑)」

 知っている人からすると、すでにいじった感を振りまいているように思うが、「昔乗っていたインテグラは、内装ドンガラ(何もない状態)にストレートマフラー、フルスポット増しにロールバーもすべて溶接して組んでFUJIやSUGO、MOTEGIを走っていたので、そのころを知っている妻にはまだいじっているようには見えないと思います(笑)」とのこと。

アライメント調整のために神奈川から大阪まで遠征!!

 気になる足まわりは、RS-Rのスポーツアイ(全長調整式車高調)を装着しているが、バネ(購入時は前後9kg-f/mm)は走行会を考慮して前後10kg-f/mmと硬めに変更。さらに「リヤがどう進入してもコーナーで踏ん張ってしまうため、いろいろと調べてみたんです。

 そうしたら、FK7はフロントより、リヤのトレッドが20ミリ広い。FF駆動なのにFRのような作りなんですよね。安定性を求めているんだと思いますがコーナーではリヤが出ない。それで四輪のアライメントでしっかりと詰めようと思って大阪にあるプロショップにお願いしました」。ちなみにTサンは神奈川在住。そこから500キロ以上離れたショップまで自走で行って、アライメント調整をしてもらったのだ。 

憧れもあったエンケイホイールを装着

「昔からこのデザインが好きで、憧れていたホイールのひとつです」とエンケイRPF1を装着。「昔からあるデザインなんですけど、まったく古さを感じさせません。価格的にもそれほど高くはないので、手軽に手に入るのも魅力です」。サイズはフロント8.5J×18インセット40(3ミリスペーサー装着)、リヤ8.5J×18インセット30を装着している。FK7シビックハッチのリヤスタイル

 ちなみに以前所有していたDC2インテグラを売却したのは10年前。チューニングやカスタムを施した状態を今もなおキープして所有していたら、現在の旧車国産スポーツカーブームに乗っかって、さらに高値が付いたかもしれない。「(北米の25年ルールと照らし合わせると)財産になっていたかもしれませんね(笑)」

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  • FK7シビックハッチバックのカスタムスタイル
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