数百円から1万円でできるお手軽カスタムを紹介
春を迎えて進学や就職など新生活がスタート。念願のマイカーを手に入れた人も多いだろう。何かしらカスタムを始めてみたいとは思うかもしれないが、いきなり高額なパーツを買うのには抵抗がある。そんなビギナーも気軽に手を出しやすい価格で、作業もカンタンな「貼るだけ」パーツを探してみた。
ボンネットピン/エアロキャッチ
まずはフロントまわりをスポーティにイメチェンする、ダミーのボンネットピンやエアロキャッチ。本来はサーキット走行の風圧でボンネットが開くのを防いだり、車両トラブルのときに外部から開けて対処するためのパーツで、レースカーやサーキット仕様なら標準装備といっていい。
モチロン本物を装着してもいいが、ボンネットに穴開け加工が必須で、工賃を含めるとそれなりの金額になる。でもダミーであれば1500円くらいの商品が多く、飽きたらすぐに剥がせるのも手軽でありがたい。
リベット風デカール
汎用性の高さでいうならリベット留め風のデカールだ。代表的な使用例はオーバーフェンダーのように見せることなどで、本物のようにボディを加工して装着する必要もなければ、ホイールのオフセットに悩むこともないとじつにお手軽だ。
ほかにも給油口やエアロパーツなど使い道はアイディア次第で無限に広がる。また、サイズや立体感が本物と変わらないリアルさなのもポイントが高い。
カーボンシート
ワイパーアームが錆びたり色が褪せてしまっていれば、カーボンシートを貼り付けてリフレッシュするのも手だ。車種別にカットされている商品が多く販売されているうえ、最近のカーボンシートは伸縮するのでビギナーでも失敗しにくい。当然ながら新品のワイパーアームを買うよりも安いし、外して錆びを落としたり塗装するより手間いらず。
ラインテープ
足もとの雰囲気を変えたいならホイールのラインテープだ。リムに貼るだけのステッカーでホイールのサイズごとに設定されており、カラーもメッキからソリッドまで多種多様で他人との差別化もカンタン。ガリ傷からの保護を兼ねるリムガードで一石二鳥を狙ってもいい。いずれにせよ価格は数千円とリーズナブルなので、飽きたら剥がすのも色を変更するのも躊躇しないはず。
スカッフプレート
最後はドアを開けたとき目に付くであろう、サイドシルに貼り付けるスカッフプレートだ。有名メーカーのロゴが入り高級感たっぷりな金属製もあれば、自分でカットするカーボン柄などの格安なステッカーもある。テープなら数百円で車種別のプレートは高くても1万円くらいとなる。
見た目のカッコよさに加え、乗降時の傷付きも防止できる。高額なパーツや手間をかけることだけが正義ではないのだ。まずは少ない予算で愛車がカッコよくなることを実感し、奥が深いカスタムの世界に足を踏み入れてみよう。