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シフトノブ握りっぱなし! クラッチに足を乗せたまま! サーキット走行でありがちな「クルマを傷める」癖4つ

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TEXT: 佐藤 圭(SATO Kei)  PHOTO: Auto Messe Web編集部

無意識にクラッチペダルを踏んでしまいクラッチの摩耗を早める

 似たような事例ではクラッチペダルに足を置きっぱなしもNGだ。コーナリング中は左足をフットレストに置くことで身体を支えているので、それがないとステアリングを正確に操作することができなかったり、シフトノブを握る手に余計な力がかかってシフトミスを起こす危険性も増す。また知らず知らずのうちにペダルをわずかに踏み込んでしまい、クラッチの摩耗が進んだり駆動ロスを誘発するので注意が必要だ。クラッチペダル操作

クルマだけじゃなくドライバー自身がクーリングすることも大切!

 ここまではMT車に限った内容だったが、最後はどんなクルマにも当てはまり、操作じゃなくメンタル面でのNG行為。ビギナーのころは楽しさと非日常の興奮から、疲れを感じることもなく走り続けてしまう。ずっと全開じゃドライバーの集中力が続くはずもなければ、タイヤやブレーキだって熱ダレで徐々に性能が落ちてくる。タイムアップを望める状態じゃないにもかかわらず、気持ちが空回りしてムリな運転をしてスピン、なんてケースは過去に何回も見たし自分でも経験した。ピットロード通過でクーリング

 全開で3周したら1周はクーリングを挟むなど自分なりのルールを決め、その間にトラブルの前兆である異音や振動がないかをチェックしたり、自分自身の身体と気持ちにインターバルを設けることも大切だ。楽しいはずのサーキットで愛車を壊したり、ケガをしたら台無しどころの話じゃない。悪いクセをなくして安全にモータースポーツをエンジョイしよう!メディア対抗ロードスター4時間耐久レース

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  • 走行会のイメージ
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  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 1974年生まれ。学生時代は自動車部でクルマ遊びにハマりすぎて留年し、卒業後はチューニング誌の編集部に潜り込む。2005年からフリーランスとなり原稿執筆と写真撮影を柱にしつつ、レース参戦の経験を活かしサーキットのイベント運営も手がける。ライフワークはアメリカの国立公園とルート66の旅、エアショー巡りで1年のうち1~2ヶ月は現地に滞在。国内では森の奥にタイニーハウスを建て、オフグリッドな暮らしを満喫している。
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