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「とりあえず規定圧」はサーキットじゃ通用しない! タイヤの空気圧調整の効果が想像以上に絶大だった

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TEXT: 加茂 新(KAMO Arata)  PHOTO: 加茂 新

雨の日はドライよりもやや低めに

 ウエット路面となると空気圧はまったく異なる。空気圧を上げる場合と下げる場合があるのだ。その判断は雨量による。雨量が少なめならタイヤをより潰してグリップを稼ぐ狙いで、ドライよりもやや空気圧を落として走る。

雨の日の走行その1

 しっかりと雨が降っているなら空気圧を高める。接地面積を減らすことでタイヤ表面の面圧(路面に接する圧力)を高め、ハイドロプレーニング現象を防ぐ。タイヤ自体も空気で内側から大きく張ることで、膨張し溝が開いて排水性が良くなる。

雨の日の走行その2

 ズバリ、現代のラジアルタイヤで雨量の多いウエット路面のサーキットでのベストは4.0kg/cm2付近であることが多い。ビックリするほど高い数値だが、走ってみるとグリップ力の高さと安定感を感じられるだろう。

 それほどまでに奥深き空気圧の世界。タイヤサイズ、ホイールサイズとの引っ張り具合、車両の前後重量バランス、ホイールアライメントの設定でも最適な空気圧は大きく変わる。空気圧調整は、自分だけの最適値を見つけ出す楽しみに満ちているのだ。

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  • 雨の日の走行その2
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  • 加茂 新(KAMO Arata)
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  • チューニングライター。1983年生まれ。父が初代VWゴルフ、シトロエンBX、ZXなどを乗り継いでいた影響で16歳で中型バイク(ZRX400)を購入し、大阪芸大時代にAE86を購入。卒業後はチューニング&ドラテク専門誌を15年間製作し(約2年の編集長を含む)、数多くのレースにも参戦。2021年春よりフリーランスとなる。過去には180SX、S15、NA8、SCP10、86前期&後期を所有。現愛車はAE86、GR86、ZC33Sスイフトスポーツ、CBR954RR。
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