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「ターボは高回転でスーチャーは低回転」は誤解! 勘違いだらけの「過給機チューン」をプロが解説

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TEXT: 加茂 新(KAMO Arata)  PHOTO: 加茂 新/HKS/Auto Messe Web編集部

コスト的にはスーパーチャージャーの勝ち

 HKSのターボキットは「GTIII」キットが55万円。「GT4525/4135」キットが70万4000円。対するスーパーチャージャーキットは「GT2スーパーチャージャープロ」キットで44万円。

 スーパーチャージャーキットはエキマニなどの排気系の交換が不要で、対するターボは排気ガスでタービンを回すために専用エキマニなどの排気系モディファイが必要になる。その差がダイレクトにコストに効いてくるのだ。なので、価格的にお手ごろなのは圧倒的にスーパーチャージャーキット。

HKSのスーパーチャージャーキット

クルマに優しいのもスーパーチャージャー

 スーパーチャージャーはトルクの出方が穏やかで、高回転の伸びに効く。ターボは低中回転からドカンと出るトルクが魅力だが、ドカンとトルクが出るということは、それだけミッションへの負荷は増えるということ。もちろん速くなるわけだが、ミッションに掛かる負担も大きくなる。そう考えると長く乗るならスーパーチャージャーキットかもしれない(?)。

今年の東京オートサロンでHKSが出展した最新GR86にスーパーチャージャーを搭載した例

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  • HKSのスーパーチャージャーキット
  • 今年の東京オートサロンでHKSが出展した最新GR86にスーパーチャージャーを搭載した例
  • HKSのGT2スーパーチャージャー
  • ターボキットを搭載した先代86
  • ターボ過給の仕組み
  • ターボは排ガスでフィンを回す
  • 人気のNAマシンだとターボキットもスーパーチャージャーキットも販売されている
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  • 加茂 新(KAMO Arata)
  • 加茂 新(KAMO Arata)
  • チューニングライター。1983年生まれ。父が初代VWゴルフ、シトロエンBX、ZXなどを乗り継いでいた影響で16歳で中型バイク(ZRX400)を購入し、大阪芸大時代にAE86を購入。卒業後はチューニング&ドラテク専門誌を15年間製作し(約2年の編集長を含む)、数多くのレースにも参戦。2021年春よりフリーランスとなる。過去には180SX、S15、NA8、SCP10、86前期&後期を所有。現愛車はAE86、GR86、ZC33Sスイフトスポーツ、CBR954RR。
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