軽を超えたパフォーマンスの「ホンダS660」
■コスパ:★☆☆
■チューニングの選択肢:★★☆
■ポテンシャル:★★★
圧倒的な素材であるのがS660。ミッドシップに高出力なターボエンジンを搭載し、その走りは普通にスポーツカーとして一流だが、泣き所としてはクルマもパーツも高額なところか。インタークーラーやオイルクーラーなどのパーツがリリースされているが、HKSの水冷式オイルクーラーは約30万円。同じくHKSのインタークーラーは約41万円とびっくり仰天価格でもある。
ミッドシップに詰め込まれたエンジンは熱的に厳しく、それをクーラントで冷却する水冷式のインタークーラーにすることで、別世界のパワーを獲得。さらに走りをブラッシュアップできる。コストは掛かるが、そういった魅力に満ちているものこのクルマの良さのひとつでもある。
荷室は実質ゼロ。ソフトトップのルーフは外したら丸めてボンネットに格納しなければならないなど、不便さもあるが、それと引き換えに得られる楽しさも大きいのがS660なのだ。