「半日あれば誰でも取り付けできる」 そんなお手軽パーツが信条
ジムニー大好きで、自らも所有している代表が「こんな物が欲しかった」と思ったパーツを次々具現化。現在ジムニー用パーツは軽く100を超える(!!)ほどあるが、価格的にも装着難易度的にもハードル低めで手軽に付けられるものばかり。
そんな同社の2022年新作アイテム7点を紹介していく。
横開きゲートの弱点を払拭! 超簡単に付けられて実用的な「エステルタープ」
ジムニーオーナーが欲しかった、かゆい所に手が届くような、それでいて手軽に付けられるアイテムを多数開発している愛工房。「商品を考える時に、1時間以内で装着出来ることを目標にしています。それでいて使えるアイテム。わざわざ何かを外さなくても、気軽に付けられるパーツが理想です」
新製品の「エステルタープ」は、まさにその理念を実現した優れモノ。ゲートが横開き式のジムニーは、跳ね上げ式のようにゲートが屋根になってくれないのが難点で、「日差しからも守ってくれないし、雨もウェルカム状態なんです(笑)」
そこでマジックテープで簡単に装着出来るタープを開発。骨を入れれば屋根代わりになるが、それを外せばカーテン代わりにもなる。透明な窓を作っているので、後方の視界を遮ることもない。キャンプなどのアウトドアだけでなく、雨の日の買い物など、普段使いにも役立つことうけあいである。
素材は業務用のテントなどにも使われているポリエステルで耐久性、耐候性も抜群。付着を良くするためのプライマーも付属されるなど、装着に必要な物はすべて同梱。いたって簡単に装着が可能なのだ。
さっそく具体的な取り付け方法を紹介。①まずはマジックテープをカットしてつける。マジックテープをカットする長さだか、ボディ側はゲートを受ける穴部分より気持ち外側くらいの長さに、ゲート側は上面のフラット部分いっぱいまでの長さでカットする。
②同封されていたプライマーを使い、脱脂してからマジックテープを貼り付け。はく離紙は貼りながら徐々に剥がしていくのがベター。
③マジックテープにタープを貼り付けていく。既にタープ側にはメス側のマジックテープが付いているので、②で貼ったオス側のそれに合わせて貼っていくだけだ。
④付属するグラスファイバー製の骨を気持ちたわませながらタープのポケットに差し込めば設置完了。
3通りの展開方法ができる「エステルタープ」
恐らく1時間もあれば取り付けができるエステルタープ。ゲートを開けて張ることで、雨を防ぐ簡易的な屋根に。ソロキャンプならタープの下にチェアを展開して日よけにピッタリだ。またファイバー製の骨を外し、簡単に畳めばそのままゲートを閉められるため、急な雨や移動でも問題なし。
そのまま垂らした状態なら目隠しカーテンにもなるし、アウトドアでの虫除けや冷暖房効率を著しく悪化させないのにも役立つ。 なおゲートドアと同型の透明窓も作ってあるので、そのまま走行しても後方視認に問題はなし。 使わない時はくるくる巻いて付属のベルトでまとめたら、ご覧の通りコンパクトに。カラーは現時点で1色限定だが、反響次第ではバリエーションを増やすかもとのこと。
エステルタープ(意匠登録出願中)
価格:2万2000円
「エステルタープ」以外に装着されていた注目の6アイテムを紹介!
愛工房のデモカーだが今回より新車を投入し、すでに導入済みの3インチアップに合わせてさらに進化していく予定。 そこで以下ではデモカーに付いていたタープ以外のパーツ6品にクローズアップしていく。
ポッティングバグガード
走行中に羽虫(英語でバグ)アタックや飛び石などからボディを守ってくれるのがバグガード。フロントプロテクターとも呼ばれる。レザーやプラスチック素材の製品が多いが、愛工房のそれは2液ウレタンを使用し強度のあるポッティング製。安価に抑えられ、手軽に装着できるのがポイント。 カラーラインナップは迷彩柄と黒カーボン調の2色。それぞれ中央部分には「Jimny」「SUZUKI」の文字が奢られている。また剥がした時の糊残りが少ない接着剤を使用しているのでボディにも優しい。
その取り付け方法だが、まずプライマーやパーツクリーナー(それぞれ別売り)で脱脂をしたあと、仮当てをしたうえで下面から貼っていくと間違いが少ない。合わせてはく離紙部分にはシートのセンター部分がマークされているので、それを活用して慎重に貼っていく。
ポッティングバグガード
価格:1万5000円
マットブラックフェンダーモール
カットして貼り付ける60ミリタイプが定評だったが、このたび出幅9ミリタイプがラインナップに加わった(注:車検に関しては検査場によって見解の違いがあります)。 JB64Wジムニー専用で、あらかじめフェンダーの形状に合わせてカット済み。貼り付け部分の汚れを落としたあとに付属の3M製両面テープを貼るだけと非常にお手軽。
マットブラックフェンダーモール(9ミリタイプ)
価格:5000円
ボンネットサイドシール
四角いジムニーのボンネットサイドに貼るだけでアイキャッチが新たに生まれるステッカー。 先に紹介した「ポッティングバグガード」との相性もバツグンで、同品同色となる迷彩柄とカーボン柄はモチロン用意。その他に木目柄とヒョウ柄(黄色とグレーの2色)もあり。付属される脱脂クリーナーで貼り付け面を拭き取ったあとにプレスラインに合わせて貼っていくだけ。
ボンネットサイドシール
価格:6500円
TOP-Gモール
愛工房が現行ジムニー用パーツの開発を始めた初期からの人気アイテムがコチラ。
ボディに貼ることでベンツGクラス(ゲレンデ)風のスタイリングが楽しめるというもの。車種専用設計でJB64用は1台分が9ピースセットで構成されている。 モールはシルバーメッキとブラックメッキの2タイプが用意され、ボディカラーやスタイリングに合わせてチョイスできる。
TOP-Gモール
価格:1万3000円(シルバーメッキ)/1万5000円(ブラックメッキ)
アルマイトシフトノブ
既に販売中のブラックアルマイトに続きホワイトアルマイトタイプが登場。アルミ削り出しも魅力だが、どうしても手垢の黒ずみやキズが気になる。そこで表面を素地に近い風合いでアルマイト処理したのがこの商品。 純正のマニュアルシフトをくるくる回して外して付けるだけの簡単装着。付属品としてオフロードを連想させる「岩」と「泥」の遊び心溢れるステッカーが付属。どちらを貼るかはお好みで。
アルマイトシフトノブ
価格:1万5000円
トランスファーパイロットレバー
2WDと4WD、さらにはローギアへの切り替えなどをおこなうトランスファーレバー。現行ジムニー&シエラユーザーなら一度は操作した事あるだろう。ただその際お気づきかもしれないが、現行モデルのそれはだいぶ入れづらい。ギュッと押し込みながら上下させるのだが、これがなかなか固い。ゆえに「ジムニー女子」にはちょっぴり大変。
そこでトランスファーパイロットレバーの出番。操作位置が上部になり、かつレバーが長くなるのでテコの原理でそこまで力を入れなくても操作可能。飛行機のパイロット気分を味わえるようにスロットルレバー状になっているのは遊びゴコロだ。
トランスファーパイロットレバー
価格:1万5000円
今回紹介した7アイテムは一番高額のもので2万円台前半と比較的リーズナブルで、しかもカンタン取り付けのものばかり。「(時間的にも価格的にも)手軽にカスタマイズしたいという方は、思いのほか多くいらっしゃる。ウチの商品は手元に届いたら1時間以内に付けられるパーツばかりです」とは愛工房社長のコメント。
なお上記パーツの他にも個性的かつ魅力的なアイテムを同社ホームページで紹介中。気になる人はぜひチェックしてみて欲しい。
【詳しくはこちら】
(問)愛工房(めぐみこうぼう)
tel.048-998-8899
http://www.megumikobo.jp