「バハ1000」をテーマに本格装備てんこ盛り
足まわりをイジっただけだと恐らくとてもアンバランスなスタイルで終わっていたはずのモンスター・スマート。そのルックスに説得力を持たせているのがボディ全体をぐるりと囲んだアウターロールケージだ。
フロントには大きなスキッドプレートと、容量4000ポンドの電動ウインチ、さらに大きなLEDライトバーを装備。ルーフラックにはシャベルとオフロード用ジャッキ、リヤにはスペアタイヤだけでなく予備の燃料缶や消火器も搭載していて、まさしく本格オフロードレーサーの佇まいとなっている。
本当に砂漠に走りに行くにはパワートレーンの不安が大きいが、スマートのレイアウトだとより強力なエンジンを積むのも難しいのが悩みどころ。それでもラジコンやプラモのようなノリで実車を気ままにカスタムしてしまうアメリカのノリには脱帽するほかない。日本でもリフトアップカスタムのブームが来ている今、「この手があったか!」と思える意外なクルマのシャコアゲに期待したい。