本気のクルマはオーラが漂う!
チューニングカーと言えばさまざまな社外パーツが装着されていて、より走行性能が高められているという印象があるはず。しかし、カッコ優先で社外パーツが装着されることもしばしば……。今回はサーキットなどの走りのステージを本気で走っているクルマの特徴を紹介。チューニングカーを見たらここをチェックせよ!
安全性はもちろんコンマ1秒の短縮に必要な「ブレーキ」
サーキットを走る場合、まずやっておくべきと言われるのがブレーキのグレードアップ。いくらほかがバッチリ決まっていても、ブレーキがノーマルだったら本気じゃないと言える。外から分かる具体的な特徴としては、片押しキャリパーの場合色が派手な社外ブレーキパッドが装着されているのが確認できたり、ブレーキ時に「キーッ」という鳴きが聞こえたりといった具合だ。
ほかにもスポーツパッド装着車の特徴として、ホイールに黒いブレーキダストが付着しているなどあるが、これはホイールコーティングをしていると付着しない場合もあるので判別ポイントにはしにくい。
ドライバーの安全を高める「4点以上のシートベルト」
内装のカスタマイズとしてフルバケシートを装着する例は見かけることが多いが、さらに4点以上のシートベルトが装着されていたら本気度が高いと言える。サーキットによっては規定で、スポーツ走行時に4点以上のシートベルトの装着が義務付けられている場合がある。さまざまなサーキットでスポーツ走行を楽しみたいのであれば、4点以上のシートベルトは必須装備だ。
オープンカーの乗員を守ってくれる「ロールバー」
これはオープンカーに限った話だが、4点以上のローバーが装着されていたらサーキットを走っている可能性が高い。オープンカーはクローズドボディの車両よりも安全規定が厳しく、サーキットを走行する場合は4点以上のロールバーは必須となることが多い。
低速旋回時にバキバキ音が鳴り響く「機械式LSD」
交差点や駐車場など、低速で小回りをするシチュエーションで「バキバキッ」といった音がする場合、機械式LSDを装着している可能性が高い。機械式LSDは高い旋回Gがかかり、インリフト気味のシチュエーションでもしっかりと駆動力を路面に伝達してくれる。だが、街乗りではスムースな小回りが難しくなり、快適性は落ちてしまう……。そのため、走行性能を追求する走りに本気なオーナーのみが装着するパーツと言えるのだ。